疲労解消の知識

【疲れてやる気が出ない新入社員】疲労早期解消に欠かせない3要素を紹介!

自律神経の疲れ

「疲れてやる気が出ない」状態であれば、疲労の早期解消が大切です。

疲れている男性

新入社員時代というのは初めて社会的要因のストレスを一身に浴びる場所です。

疲れてやる気が無くなるのは仕方ありません。それは、あなたが弱いからではないのです。

しかし、この「やる気」を精神論的な話でまとめて放っておくととても危険!たとえ、いまは精神論で乗り越える事が出来ても脳疲労は確実に蓄積されているからです。

疲労の蓄積は「うつ病」や「身体的不調」など多くの不調を引き起こし大きくなっていきます。

大切なのはこまめに解消できるような習慣を持つ事!

今回は「疲労早期解消に欠かせない3大要素」を説明していきますので是非参考にしてみて下さい!

疲労はこまめに解消が必要

明るい森

疲労はこまめに解消せずに放置していくとどんどん蓄積していき、、「疲れやすい脳」「うつ病」など心身に深刻な不調を及ぼします。

不調を感じたら、こまめに解消していく事が必要です。

※この記事は医師の梶本修身先生が書いた書籍「全ての疲労は脳が原因」も参考に疲労早期解消の重要性について説明していきます。

全ての疲労は脳が原因 著:梶本修身【参考書籍】

全ての疲労は脳疲労からきている

疲労解消の前に、疲労がどこからきているのか基本的な考え方をおさらいしていきましょう。

全ての疲労は脳疲労からきている

私たち脳には意思に関係なく人間の生命活動を維持している「自律神経」が存在しています。自律神経に刺激(ストレス)を与え続ける事で、脳が酸素を多く必要となり、その際取り入れた酸素の余り(活性酸素)が自律神経細胞を酸化(錆び)させる事で、機能の働きが鈍くなり体が正常に作動しなくなるのです。このとき人は「疲労」を感じます。

疲労の原因は「自律神経の疲れ(乱れ)」なのです!

疲労が蓄積するという事

自律神経が乱れると「休息すべき時に休息」出来ず、疲れが解消できなくなります。その結果、疲れが原因でさらに体の機能が衰え失敗や不安が増えるのです。そして、さらに自律神経が乱れ疲れが溜まっていくという悪循循環に陥ります。

疲労の蓄積はさらなる疲労を呼び悪循環に!この輪が大きくなると「不調」が慢性的になるのです。

そのため、疲労はこまめに解消することが重要!

疲労蓄積はチェーンの錆

もっと、疲労蓄積のイメージを持ってもらうために分かりやすいたとえ話を一つ。

例えば、自転車のチェーンが少し錆びついていても走る事はできます。しかしその錆びを放っておくとこびりつき、浸食し、ぼろぼろになって動かなくなってしまいますよね。疲労蓄積のイメージです。今頑張れているからと言ってそのまま走り抜けると大変な事に!

脳の自律神経を定期的にメンテナンスすることが大切なんですね。

脳疲労の早期解消と予防

緑と光のイメージ

上の説明から分かる通り「疲労(脳疲労)」の早期解消と予防が必要となります。

大切なのは疲れをリセットしてくれる「睡眠」と、精神面の安定に欠かせない「運動」そして人間の生命活動のリズムを作っている「太陽光」です。

【脳疲労の早期解消と予防に大切な3要素】
睡眠
運動
太陽光

疲れ解消に欠かせない睡眠

“自律神経に疲労を蓄積させない”
そのために一番大切なのが「睡眠」です。人間は睡眠で1日の疲れをリセットしています。

睡眠の役割は日中に受けた自律神経のダメージ(酸化ストレスで錆びついた細胞)を修復することです。

午前中やる気が出ないとき「前日の疲れを引きずっている可能性が大きい」ので、”質の高い睡眠”を心がけ疲労回復をしましょう。

質の高い睡眠に欠かせないメラトニン

質の高い睡眠に欠かせないのが「メラトニン」というホルモンです。

睡眠を誘発するホルモンである「メラトニン」は夕方から夜言掛けて産生され、睡眠・覚醒やそのほかの生体ホルモンを調整します。

※メラトニンの生体リズムに関して詳細を知りたい人は前村浩二教授(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科循環病態制御内科学)の論文【生体リズムの乱れを調整する3要素(光,食事,メラトニン)】を参考にしてみてください。

生体リズムの乱れを調整する3要素(光,食事,メラトニン)
【引用元】心臓vol43 No2 (2011) HEART’s Selection (生体リズムの変調と心疾患)
著 前村浩二(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科循環病態制御内科学)

成長ホルモンが疲れを解消する

睡眠中に私たちの疲れ(傷ついた細胞)を回復させるのは「成長ホルモン」です。

成長ホルモンは子供だけでなく大人にも重要!細胞の修復と新陳代謝を促してくれる!

「成長ホルモン」の分泌が一番多いのが「入眠後の3時間」です。この時間に深い眠りにつく事が”質の高い睡眠”と言えます。そのため寝る前に眠りの浅くなる原因となるスマートホンや運動などは控えましょう。「交感神経」が優位になり目が冴えてしまいます。

運動でこまめに疲労解消

動かない生活を“疲労”を蓄積させるので注意が必要です!

【運動の役割】
運動は筋肉を増やし血流を促進することにより免疫力をアップさせるほか、精神的な部分にも大きく作用しています。セロトニン(幸せホルモン)を分泌を誘発する軽い運動は毎日行いましょう。そうすることでストレス対策にもなりますし、良質な睡眠に効果ありです。

激しすぎる運動は逆に自律神経を酷使し疲労の原因になるので毎日行うのは注意!

太陽光で体内時計を整える

強い光を目から取り入れる事で、「体内時計」リセットされて睡眠→覚醒にスイッチされます。

起床後はなるべく早く太陽を浴びましょう。休日は昼過ぎまで寝てしまうと、覚醒する時間がずれてしまうため、「体内時計」が崩れ疲れを平日の疲れを誘発しますので注意!

 

ABOUT ME
転職クエスト編集部
新卒で入った企業を短期間で退職。無能だった私でも転職してからキャリアアップができました。現在、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験。