運動で体が疲れていると思っていませんか?
もちろん、体も疲れてはいますが一番“疲労”しているのは“脳”なのです!
今回は、忙しい中息抜きのつもりでついつい激しい運動をして疲れてしまっている社会人に知ってほしい「運動で疲れるメカニズム」を紹介させていただきます。
健康に良いと思って、行っている運動が自律神経を刺激してあなたを疲れさせているかもしれません。
「なぜ、疲れるのか?」を知る事であなたの運動に対する取り組みの参考になればと思います。
激しい運動で脳は疲れる
例えば1kmをジョギングした時、最も消耗が激しい場所はどこだと思いますか?
答えは、“筋肉”ではなく”脳”なのです。
心拍や血圧などの循環、呼吸そして体温調調節を司る自律神経中枢が最も疲れます。その証拠に「真夏の炎天下」と「春先の心地よい季節」に1km走るのでは”疲労度”が全く違うはずです。これは“自律神経への刺激”の差です。
乳酸は疲れの原因ではない
昔からよく運動時「乳酸が溜まるから疲れる」と言われてきた人も多いのではないでしょうか。
実は近年の研究では「乳酸は疲労の原因ではない」という事が分かってきました。
「乳酸」はむしろ、無酸素運動時に起こる筋細胞の損傷を修復し、また余った乳酸は脳で栄養源にもなるのです。
エネルギー不足はほぼない
疲労のイメージとして「エネルギー不足」と考える人も多いのではないでしょうか。
特に運動した後の疲れを感じたときそう思ってしまうのも無理はありません。
しかし運動の有無にかかわらず、どれだけ食事を摂っても疲れてはしまうのです。これはエネルギー不足ではなく”脳が疲れている”からなのです!
大切なのは脳疲労回復の食事
エネルギー不足が”疲れ”の原因ではないと分かったところで、食事は何を意識すればよいのでしょうか?
それは、ズバリ脳疲労を回復させる食事です。
【脳疲労を回復させる成分】
□イミダペプチド→強い抗酸化成分が含まれている。(鶏の胸肉に豊富)
□クエン酸→細胞の疲弊・酸化を防ぐ。(レモン、梅干し、フルーツに豊富)
□コエンザイムQ10→クエン酸の効果を助ける。(イワシ、サバなどの青魚に豊富)
脳疲労の原因について解説
運動時の脳の疲れについて説明してきました。
次に先でも少し触れましたが脳疲労の原因について解説していきます。
自律神経中枢へのストレス
脳疲労の原因とはズバリ何かというとそれは「自律神経中枢へのストレス」と言えます。
「自律神経とは」人間が生きていくうえで欠かせない、心臓からすべての臓器やホルモンバランスを整える神経です。
自律神経には行動的な日中に優勢になる「交感神経」と夜睡眠時などリラックス状態で優勢になる「副交感神経」に分かれています。
自律神経は私たちのバランスを保ち正常でいるために、異常事態には様々な指示を体へと出します。
こういった状態は自律神経にとってはストレスなのです。運動だけではなく「仕事に追われる事」や「騒音」なども自律神経へのストレスとなっています。
酸化ストレスが細胞を錆びさせる
「自律神経中枢へのストレス」をより具体的に言うと、「活性酸素による酸化ストレス」と言えます。
人間の生活に酸素は欠かせません。同じように”脳”(自律神経)の働きにも酸素は欠かせないのですが、自律神経中枢が運動などで激しく活動するときに過剰な酸素が必要となります。この時に発生するのが“活性酸素”です。活性酸素は自律神経内の細胞を「錆びさせる」酸化ストレスになり”脳疲労”を引き起こすのです。
運動でスッキリは錯覚
普段の生活で私たちは知らず知らずのうちに「脳疲労を溜めている行為」をしていることがあります。
その中で、多くの人が行っているのが「スポーツジムに行って汗をかいてスッキリ!」ではないでしょうか。
それは「完全な錯覚」です。「筋肉は収縮を繰り返し」「血管も拡張縮小を繰り返し」「体温調整」に自律神経は大忙しです。
疲労対策おすすめは軽めの運動
激しい運動は自律神経を過度に刺激し「さらなる脳疲労の原因」となります。
脳疲労という側面から見た場合、お勧めなのは「軽めの運動です」
軽めの運動の目安としては、20分程度のジョギングや激しくないストレッチなどです。腕立てなどを行う際は器具を使わず自重で行う事をお勧めします。友人や家族と会話が楽しめながら取り組めるレベルを目安に行いましょう!
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