新入社員時代の疲れは半端ないものがあります。
たまには、お風呂を溜めて疲れを解消したいと思い、入浴することがありますよね。
しかし、間違った入浴方法は逆に疲れを引き起こすので注意してください!
間違った入浴方法とは簡単に言うと「熱いお風呂に全身浸かる事」です。実は熱いお風呂に入ると自律神経が温度調整に大忙しになり逆に脳疲労が溜まってしまいます。
大切なのは足(下半身)を温めて頭(上半身)を冷やす「頭寒足熱」です。
疲れを解消するにあたっての入浴の目的と、正しい入浴間違った入浴を解説していきますので是非参考にしてみてください!
※この記事は脳疲労の専門家で医師の梶本修身先生が書いた書籍「全ての疲労は脳が原因」も参考に疲労早期解消の重要性について説明していきます。
全ての疲労は脳が原因 著:梶本修身【参考書籍】
スムーズな入眠のためのお風呂
「疲れた」時は、お風呂に入りたくなるのが日本人ですよね。私もそう思います。しかし、間違った入浴法をしてしまうと、逆に疲れてしますのです!まずは入浴する意味を考えてみましょう!
【入浴することに対する正しい考え方】
疲れはお風呂に浸かる事で取れるのではなく、質の高い睡眠をとる事で解消される
疲れた新入社員はアウェー環境の職場こそこまめな休憩サボりで乗り越えよう!
疲れの正体とは何か
疲れの正体とはズバリ「脳疲労」です!
【すべての疲れの原因は脳疲労】
全ての疲れの原因は「脳にある自律神経中枢」がストレスを感じる事により機能が低下する「脳疲労」です。この疲労は睡眠中にでる成長ホルモンで解消されます。仕組みを説明すると、自律神経は過度な活動時(ストレス下)において取り込みすぎた酸素(活性酸素)により自律神経細胞が酸化(錆び)る事によってその機能が低下していきます。つまり疲れるという事。その酸化(錆び)した細胞を修復するのが睡眠なのです。なので覚えておいて欲しいのはお風呂で疲れが取れるのではなく睡眠で傷んだ細胞が修復され疲労が回復するという事!
睡眠の役割は日中に受けた自律神経のダメージ(酸化ストレスで錆びついた細胞)を修復することです。
疲労を回復させる質の高い睡眠
「質の高い睡眠」とはまさしく「疲労を解消する睡眠」の事を言います。では、疲労回復はどうすればできるのでしょうか?
大切なのは「入眠後の3時間」でどれだけ深い睡眠に入れるかです!
【なぜ、入眠後3時間が疲れ解消に効くのか】
睡眠中に傷ついた細胞を修復し新陳代謝を促すのが「成長ホルモン」です。「成長ホルモンは」子供だけでなく大人にもとても大切なホルモンなのですね。その疲労を解消してくれる成長ホルモンが最も多く分泌されるのが「入眠後の3時間」のため、スムーズな入眠がとても大切だという事です。「入眠後の3時間」を「睡眠のゴールデンタイム」と呼びます。
入浴の目的は副交感神経を優位にする事
自律神経には行動的な時に優位になる「交感神経」とリラックス時や睡眠時に優位になる「副交感神経」があります。
言うまでもありませんが、スムーズな入眠を得るためには寝る前に副交感神経を優位にする必要があります。つまりお風呂は副交感神経を優位にして眠りの準備をと捉えるという事です。
間違った入浴方法
間違った入浴方法とはズバリ「熱いお湯」に浸かる事!
【熱いお湯につかる事で自律神経が刺激され疲れる】
熱いお湯につかると、体温の上昇を抑えようと自律神経がフル回転で活動します。「のぼせ」は、脳の温度上昇が起こり「もう体温コントロールができない」という自律神経の悲鳴です。特に首まで熱いお湯につかると脳に向かう血液を温めてしまい、脳内温度が上昇します。これが「のぼせ」です。
脳はパソコン同様、たくさん熱を発する器官です。常に冷やしてあげる事が重要なのでのぼせるような入浴は「百害あって一利なし」と言えます。
入眠の準備となる正しい入浴法
正しい入浴では「頭寒足熱」を意識しましょう!
【頭寒足熱の入浴法とはどういったものか】
頭を冷やして下半身を温めるという事。人間には足(下半身)を温めると副交感神経が優位になり、眠くなるという習性があります。こたつに入ると眠くなるのはそのためです。
人間は二足歩行をしますので、血流を足下から心臓の高さにまでくみ上げなければなりません。血流が滞ってくると、くみ上げるのに余分な力が必要になり自律神経が酷使されます。足を温めると血管が拡張して血流が良くなるので、脳を休める事が出来るのです。
おすすめ入浴剤
正しい入浴方とは足(下半身)を温めて血管を広げ血流を良くし、副交感神経を優位にすることです。そうすることでスムーズな入眠への準備が整います!
広いお風呂だとより良い
銭湯や温泉など、浴槽に十分な広さがあるときは、足を伸ばして膝の裏や足首を温めると血流がより改善されて良質な眠りへと導いてくれます!
シャワーの場合は?
やむを得ず、シャワーで済ませる場合も浴室から出る直前に膝の裏と足首にピンポイントでシャワーを30秒ほど当てると効果的です。
冬の入浴後は靴下を履く
夏は構いませんが、冬の入浴後はすぐに「靴下」履き足裏を冷やさないことをおすすめします!
せっかくお風呂で温めた足裏が冷える事で、血流が悪くなり自律神経が刺激され交感神経優位になり入眠の妨げに。
入浴はなるべく、寝る30分ほど前にして副交感神経を優位にしそのままの状態でベッドに入れる習慣を身につけましょう!
睡眠時は靴下を脱ごう
睡眠時は靴下は脱ぎましょう!自律神経は睡眠時活動を弱めて休息するため、体内の温度(深部体温)を下げる働きをします。その際に、体内の熱を放出するのが足裏です。なので靴下を履いていると、放熱が上手くいかず深部体温が下がらないため自律神経が十分な休息をとる事が出来ないのです!
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