慣れない会議にいらいらして無意識に貧乏ゆすりをしている新入社員はいませんか?
実はその原因は「脳の疲れ」なのです。対策をして事前に防ぎましょう!
上司や先輩に注意された人もいれば、自分で「貧乏ゆすり」している事に気づいて恥ずかしくなった人もいると思います。
実は、「貧乏ゆすり」の原因は同じ姿勢を取り続ける事で自律神経の負担が大きくなることです。
今回は、「なぜ貧乏ゆすりをしてしまうのか」を脳疲労の観点から紹介していきます!
最後に、「貧乏ゆすり対策」を紹介していきますので是非参考にしてみてください!
※この記事の内容は東京疲労・睡眠クリニック院長で脳疲労の専門家梶本修身先生の「誰でも簡単に疲れをスッキリ取る方法」を参考に書かせていただいています。ぜひ気になる方はリンクからご確認ください。
【誰でも簡単に疲れをスッキリ取る方法】著 疲労回復専門医 梶本修身
会議中の貧乏ゆすりの原因
【会議中貧乏ゆすりをしてしまう原因】
緊張感のある会議では、交感神経がフル稼働するため、自律神経が疲れ「ぼんやり」したり「イライラ」したりします。それに加え、同じ姿勢を取り続けることで体の一定の箇所を圧迫するので、血流が阻害され酸素を全身に安定供給する役割を担う自律神経に負担がかかるからです。つまり、血流が阻害されることで負担が重くなった自律神経が「もっと負担を軽くして!」と体に情報を流し、血流を良くするために大切な下半身を動かそうとして無意識に「貧乏ゆすり」がおこるのです。
①会議の緊張感で交感神経がフル稼働し疲れてしまうから
②長時間の会議で同じ姿勢を取る事で、血流が悪くなるから
自律神経?交感神経?って何?
上でいきなり結論を述べてしまいましたが、原因となる交感神経や自律神経についてい詳しく知る事で、「貧乏ゆすり」の原因理解を深めていきましょう!
それを知る事で、「全ての疲労の原因」から「疲労した時に体がどう反応するのか」まで分かるようになります。つまり、「貧乏ゆすり」の原因も「なんだかやる気が出ない」といった感情も疲労からすべての原因が分かるという事です!
自律神経はすべてを司る神経
それでは、みなさんも一度は聞いたことある「自律神経」について紹介していきます。
私たちの脳には「自律神経中枢」と呼ばれる、人間の生命活動を司る神経が存在します。
私たちの体は無意識に「自律神経」という脳にある神経がバランスを保ち支えてくれています。
【自律神経の役割】
生命活動に大切な臓器の働き(心臓・肺・血液・腸…)は無意識のうちに自律して動くように自律神経が統制を取っています。例えば、同じ姿勢がきつくなると無意識に体を動かしてしまうなどは、血行を良くするために自律神経から体へと指示が出ているためです。
まさに、貧乏ゆすりは自律神経が無意識に血行を良くしようとしている行為なのです!
ストレスで疲れる理由
常時私たちをコントロールしてくれる「自律神経」ですが、ストレスによってつかれ機能が低下していきますので、その仕組みを見ていきましょう!
【自律神経を疲れさせる酸化ストレス】
人間の生活に欠かせないように自律神経の働きには“酸素”が必要となります。ストレスを感じるような緊張状態の時、自律神経はこの場を切り抜けようと「呼吸を調整」「心拍数をコントロール」「血行スピードの調整」など体がその場に適応できるようにフル回転で動きます。当然、通常時より多くの酸素が必要となります。その際に取り込みすぎ余った酸素を“活性酸素”とよび、この”活性酸素”が自律神経の細胞を“酸化”する事を「酸化ストレス」というのです。
交感神経と副交感神経
何となく、自律神経という観点から会議中に疲労が溜まってくることが分かったでしょうか?
次は、「交感神経」と「副交感神経」という自律神経の二つの神経を見ていきましょう!自律神経はこの二つの神経でバランスを保っています!
【自律神経はこの二つの神経から出来ている】
行動的な日中など頑張るときの「交感神経」
疲れを取るとき夜の睡眠やリラックスするときの「副交感神経」
交感神経について
交感神経は興奮状態や、積極的な気持ちの時に優勢になります。日中の行動的な時間帯に優勢になる自律神経と覚えていきましょう。
交感神経が優勢の時は以下のような時です。
□スポーツをする時
□興奮している時
□血圧が上がっている時
□血糖値が上がっている時
□脈拍が上がっている時
□呼吸が荒くなる時
もちろん、集中しようと力が入り緊張感のある会議では、交感神経がフル稼働します。結果自律神経が疲れてくるのです。
副交感神経の役割
副交感神経はリラックスしている時の自律神経です。眠たくなるな時などは副交感神経が優位に働いている時。
副交感神経が優勢の時は以下のような時です。
□リラックスしている時
□食べ物を消化している時
□血圧が下がっている時
□血管が広がるとき
□瞳孔が小さくなる時
□呼吸が安定している時
自律神経から疲れたのサイン
自律神経の仕組みが分かったところで、交感神経をフル稼働しすぎて疲れた自律神経が私たちにどんなサインを送るのか確認していきます。
【自律神経から疲れたのサイン】
自律神経をストレスで痛めつけすぎると、これ以上は「頑張れない」と情報を発します。その情報を脳が「疲れた」「眠たい」「やる気が出ない」「イライラ」「飽きた」「効率が悪くなってきた」などの情報に置き換えて私たちに知らせてくるのです。会議中眠たくなることも、集中できないこともすべて自律神経から「もう頑張れないよ!」というサインなのです。この中でも、特に「飽きた」「眠たい」「効率が悪くなってきた」は脳疲労の3大サインと言われています。
会議中はサインに気づいて足をぐるぐる
「貧乏ゆすりの原因」「自律神経の役割」「交感神経と副交感神経」について分かったところで、会議中の無意識な貧乏ゆすりに理解が深まったと思います。
ただ、深まったところで「仕方のない事!」と言って、毎回無意識に「貧乏ゆすり」をして注意されたくないですよね(笑)
そうならないためにおすすめな方法が「足をぐるぐる」回すことです。
足ぐるぐるで血流改善
会議中に長時間同じ姿勢を取る事は「血流を悪く」し、自律神経の負担を大きくし無意識の「貧乏ゆすり」を生み出します。
そうなる前に態勢つなのが前述した「自律神経からのサイン」(飽きた、眠たい、イライラ、ぼんやりなどの脳疲労サイン)を感じたときに対処することです!
【足をぐるぐる回して血行促進】
「貧乏ゆすり」は血行不良が原因ですので、気づいたときにすぐに自ら足を動かして血流を促しましょう!目立った行動は会議中に取る事は出来ないと思いますので、さりげなく目立たないように片足を少し浮かして足首をぐるぐる回してみましょう!
ふくらはぎマッサージ
次に足ぐるぐる以外にも出来る事を紹介します!
ふくらはぎマッサージもとてもおすすめです!
【ふくらはぎマッサージがおすすめな理由】
ふくらはぎは「第二の心臓」呼ばれるほど、血流を促すためには重要な役割を担っています。下半身の血流を上に送るための役割を担っているのです。なので、座りながらでも目立たないようにふくらはぎをもむことで血流アップにつながります!
お菓子を食べる
他には、「和菓子」や「チョコレート」、「クッキー」など会議中に軽くつまめるのであればイライラを抑える効果があります。
【お菓子がイライラを抑える】
お菓子を食べると、胃腸が動き出し、副交感神経が優位になります。また、血糖値の低下は飢餓のリスクから交感神経の緊張を高め、イライラすることに繋がりますがお菓子を摂取することで血糖値が上がり、イライラを抑える事が出来ます!
アウェー環境の職場に疲れてしまった新入社員こそ孤独にランチでホームに帰ろう!
休憩時間はしっかり休もう
何といっても一番大切なのは、適度な休憩です。休憩をとりリラックスすることを忘れてはいけません。
会社の会議が長いという人ほど、訪れた短い休憩時間にしっかり休むことをおすすめします。
もしかしたら、会議が長いことが原因で溜まっていく仕事を「短い休憩の中」でやろうとする人もいるかもしれませんがそれは、お勧めします。
数分の休憩を仕事に当てるよりも、数分休んで仕事に取り組んだ方が効率は上がるので、「どうせ数分しかない」と割り切って休憩時間はしっかりとトイレに行き、コーヒーを飲みリラックスする時間に当てましょう!
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