疲労解消の知識

「ああ疲れた」の口癖は脳の疲労からきている!新入社員こそその原因を知ろう!

口癖「ああ疲れた」
口癖「ああ疲れた」

「ああ疲れた」が口癖の新入社員の皆さんはその言葉がどこからきているか知っていますか?

タイトルにあるようにそれは「脳の疲労」からきているのです。

私たちの脳を疲労させるのはストレスです。

新入社員はストレスだらけで脳疲労が起こりやすいのです。

日々の仕事の中で、どういった事がストレスを引き起こしているのかを知る事がとても重要。

今回は、「主なストレスの原因となる4つの事」を紹介します!それらの対策としてのコツも同時に紹介していますので、是非参考にして「ああ疲れた」状態から脱してください!

全ての疲労は脳からきている

自律神経とは

疲労にはいくつかの種類があります。

「精神的疲労」「身体的疲労」「慢性的な疲労」「原因不明の疲労」

実はこれらはすべて脳からきているのです。

疲労の引き金は「ストレス」

疲労の引き金となるのは「あらゆるストレス」です。

ストレスを受けるとそれに対抗するためのホルモンが脳内で分泌されます。その際に活性酸素が発生し、脳の神経細胞は酸化(錆び)してしまいます。

脳細胞内に酸化によるダメージが蓄積されることによって、自律神経の本来の機能が低下してしまう事が疲労の原因なのです。

新入社員はストレスだらけ

新入社員は新しい環境、気を遣う上司、初めての一人暮らし、初めてのビジネスシーンなど脳にとってはストレスだらけです。

それは、そのまま「疲労の引き金」となるので疲れてしまうのは仕方がない事。

こんなストレス抱えていませんか?

【新入社員の沢山のストレスたち】

●上司が厳しく何かするのが怖い
●得意先に行くのが怖い
●慣れない環境に戸惑っている
●先輩や上司とウマが合わない
●PC作業が慣れずに目が疲れる
●社内で気を使いすぎて疲れる
●満員電車が辛い
●やってもやっても新しい仕事が来る
●周りの期待が思ったよりも大きくてプレッシャー

脳疲労に陥る主な4つの原因

原因に頭を悩ます人

それでは、「ああ疲れた」が知らないうちに口癖になっている新入社員にも当てはまる「脳疲労に陥る主な4つの原因」を紹介していきます!

自分がこの4つに当てはまるのであれば脳疲労のサインンに気づきしっかりと休息しましょう。

マルチタスクのによるストレス

マルチタスクとは複数の作業を同時に、または短時間のうちに並行して切り替えながら行う事。

分からないことだらけなのに、仕事が次々に入ってくる…

パソコンで仕事をしながら同時にスマホのチェックをして電話対応をする。これが脳疲労の原因になっています。

これらは仕事に慣れるどころか「脳疲労を蓄積」させて仕事効率が落ちてしまいます。

仕事は1つずつを意識

あれもこれもやるとかえって疲労も溜まり非効率になります。

どんな仕事も1つずつ片付けてから次の仕事を意識しましょう!

コツはやるべきことを箇条書きでも良いので紙に書きだす事。一つ終わるごとに消していきましょう。ゲーム感覚でやると面白いですよ。一つ消えるまで他の事はやってはいけません。

 

我慢・忍耐・辛抱もストレスの原因

「早く仕事を終わらせて帰りたい」でもやらなければいけないことが沢山ある。

「仕事なんてやめて気楽に生きていきたい」でも仕事をしないと生活できないし。

このように、理性で自分の感情をコントロールしている状態が長期化すると脳内で理性を司る「前頭前野」が徐々に疲労し、感情を司る「扁桃体」の活動にブレーキを掛ける機能が低下していきます。

その結果、思考力や認知力が鈍り、「扁桃体」は過活動になり感情が抑えられなくなります。恐怖不安憂鬱などの症状が出現し放っておくと偏桃体が肥大化しストレスに過剰に反応するようになってしまうのです。

【参考書籍】

疲労回復の名医が教える 誰でも簡単に疲れをスッキリとる方法【著:梶本修身】

楽しいことを考える事

我慢や忍耐辛抱は最初のうちはどうしたって訪れてしまいます。

そういう時は少しだけ頭をそのことから離して楽しいことを思い浮かべましょう!

ずーと我慢するからきついのです。時には逃げてみるのもコツですよ。

頑張りすぎもストレスの原因

上司や先輩の期待に応えなきゃと「がんばりすぎる」も脳疲労の原因です。

「頑張りすぎている」ひとは常に興奮状態にあり、自律神経の交感神経が過活動になりがちです。

自律神経はそのバランスを元に戻そうとさらに「頑張りすぎて」活性酸素を大発生させてさらに細胞を酸化させてしまうという悪循環に。

脳内では”快感を得る”「ドーパミン」と”ストレスと闘う”「ノルアドレナリン」そしてその”二つのバランスを保つ”「セロトニン(幸せホルモン)」という三つのホルモンが働いています。ストレス過多になる事で、ノルアドレナリンの分泌が増加し、セロトニン(幸せホルモン)が不足しがちに。その結果、幸福感を得られなくなり慢性化すると脳疲労によるうつ病に発展してしまうケースも。

「疲れた」とつい一人の時口から出てしまうのはこの状態の一歩手前かも…

息抜きを意識する事

ずっと張りつめていると、ストレスの原因となります。

我慢も辛抱も忍耐もバランスが大切です。日々の仕事習慣の中に息抜きを入れましょう!

コツはサボる自分を許してあげる事。15分くらいの息抜きがおすすめです。

過去未来を思い煩う事もストレス原因

過去の失敗を思い出したり、先の見通しが立たない将来のことが気になり不安に囚われる事によっても脳疲労は生じます。

自分では何も考えず「休息しているように思っている時間」も脳は静かに活動しており、いつ何が起きても反応できるようにアイドリングしているような状態です。

自分ではぼんやり何も考えず脳を休めてるつもりでも、あれこれと雑念が浮かぶことが多く、その雑念がネガティブであるほど、何もしなくてもストレスが生み出されています。これを「マインドワンダリング」と言います。特に新入社員は失敗が多く、また未来への不安要素を感じる事も多いですよね。それが、ストレスを引き起こしているのです。

マインドワンダリングについて
やる気とマインドワンダリングの関係

【引用元】日本心理学会第83回大会 著:川越 敏和, 嘉瀬 貴祥, 小野田 慶一, 山口 修平

目の前のことに集中する事

過去・未来については極論を言うと考えたってどうにもなりません。

どうにもならないどころか「ストレスの原因」ですから悪い事しかないのです。

コツは実際に起こっている目の前のことだけにフォーカスできるようにすることです。日記などを書いて自分の気持ちを整理する習慣をつけると良いですよ!

ABOUT ME
転職クエスト編集部
新卒で入った企業を短期間で退職。無能だった私でも転職してからキャリアアップができました。現在、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験。