「何とか今は頑張らないといけない」
そう思って、毎日のように市販の栄養ドリンクやレッドブルやモンスターのようなエナジードリンクに頼っていませんか?
残念ながらこれらを飲んでも一時的に気持ちが高揚することはあっても疲労が回復することはありません。
特に、栄養ドリンクやエナジードリンクの愛飲者の方は毎日飲んでいる傾向が強いように思われます。それは、隠れ疲労の温床になったり、逆に体の健康を害しかねません。
本当に疲労回復に大切なのは「脳疲労のサインを知り対策」を打つことです。
対策といっても、「睡眠」「食事」と当たり前のことだけです。
今回は「脳疲労のサイン」を感じたときにどう「根本的に脳疲労を改善」していくかを説明しますので、是非参考にして栄養ドリンクとおさらばしてください!
そうすることが、長く元気に働くうえでは大切です。
頑張りすぎて疲労を無視しないで
疲労と疲労感は違うそんな話を前回させていただきました。
「好きな事をやっている時」「目標に向かって突っ走ってるとき」「仕事で責任あるポジションを任された時」「上司の圧を掛けられている時」など人間は”疲労”を忘れて頑張りすぎる生き物です。
「忘れている」わけではなく、無い事にして「自分に鞭を打って気づかない振り」をしているのかもしれません。
「頑張っている人」を責める事はできませんが、”頑張り”も健康あってのことです。確かに目標が達成されれば、一瞬疲れは吹っ飛びますが、「脳に蓄積された疲労」はすぐには取れないのです。
一瞬の喜びも良いですが、長い間頑張れるように自分の”疲労”と上手く向き合ってほしいそう思います。
すべての疲労は脳が原因 著:梶本修身【参考書籍】
疲労と疲労感の違い
“疲労”と”疲労感”は似ているようで実は違うものです。
これまで説明してきたものは「疲労」です。繰り返しになりますがこれは”様々な刺激、ストレスによって自律神経中枢が疲れてくる現象”の事を言います。
それに対して、「疲労感」を感じるのは大脳の前頭葉にある眼窩前頭野という部分です。
●前頭葉→思考を判断し行動を促す大脳の一部
●眼窩前頭野→前頭葉の腹側面(下部)に位置しており、この脳部位には視覚、聴覚、体性感覚とともに味覚、嗅覚情報も収斂している。
参考元:脳科学辞典
脳疲労のサイン
脳から「疲れたから少し休もう」というサインを見逃さないようにしましょう。
それでは、サインがどういうものかを見ていきましょう。
◆「飽きを感じたとき」
◆「作業効率が落ちたと感じたとき」
◆「眠くなってきたと感じたとき」
◆「少しでも疲れたと感じたとき」(疲労感があるとき)
これらを感じたときは、「これ以上、頑張ると危険!」というサインです。ほんの少し脳疲労の対策をするだけでも疲労の蓄積は変わりますので、サインを見逃さないようにしましょう。
【脳疲労のサインを感じたときの対処法】
①仕事中であれば、15分間の休憩を取る(昼寝出来ればなお良い)
②ふくらはぎのマッサージで血行を良くする(脳への血の巡りが良くなります)
③なりふり構わず寝る(睡眠中に脳の神経細胞は修復されます)
④1人きりになる(1人になり何もしないことで自律神経は緊張から解放されます)
栄養ドリンクはその場しのぎ
「24時間戦えますか?」今でも冗談交じりで昔あった栄養ドリンクのCMを40代のサラリーマンが良く言っているのを聞きますよね。(笑)
ハッキリ言うと「脳は24時間も戦えません!」何なら、8時間もとても過酷な戦いです。
言うまでもないですが、栄養ドリンクには人間が「24時間戦える」疲労回復成分など入っていません。
【市販栄養ドリンクに疲労回復効果が無い記述を読みたい方はこちらから】
24時間戦えるドリンクはどれか?
引用元:大阪市立環境科学研究所保健疫学課 著:西川 禎一
入っているのは気分高揚作用
栄養ドリンクを飲むと「目が冴えた」「気合が入った!」と感じるのは、カフェインや覚醒作用のある微量のアルコール成分からです。
確かに、一夜漬けであと少しの踏ん張りという場所では効果的かもしれませんが疲労回復効果はなく、簡単に言うとその場しのぎなのです。
特に、「毎日栄養ドリンク」を飲んでいる人は気分の錯覚で隠れ疲労を溜める温床になるため要注意。
脳疲労の根本的な改善が必要
「毎日戦うためには脳疲労の根本的な改善」が欠かせません。
それでは、根本的な改善とは何かそれは「睡眠」「食事習慣」「こまめな休息習慣」などと考えてください。
脳疲労改善のための生活改善
それは、「脳疲労改善のための生活改善」を見ていきましょう!
1番大事なのは睡眠
何と言っても人間に疲労回復で大切なのは「睡眠」です。
睡眠の大きな役割は「傷ついた細胞を修復する」する事です。
1日の疲れ(傷ついた細胞)をその日の睡眠で解消することが出来れば”疲労の蓄積”はないという事!
睡眠は量より質を意識しよう
毎日栄養ドリンクに頼って1日の気合を入れている人こそ、”量”より”質”の睡眠で朝スッキリ目覚めて1日の勢いをつけましょう!
睡眠のゴールデンタイムで解消
傷ついた細胞をを修復し新陳代謝を促すのが「成長ホルモン」です。(大人に重要なホルモン)
この「成長ホルモン」が多く分泌されるのが入眠後の3時間で“睡眠のゴールデンタイム”と呼ばれています。
とにかく、寝る前はスマホなどを見ずリラックスする事を心がけて入眠をスムーズに行いましょう。そうすることで、3時間のゴールデンタイムで疲労解消に大きく繋がります。
朝の習慣も心地よい眠り大切
睡眠のゴールデンタイムを有意義に使うためには「朝の習慣」も大きな役割を持っています。
朝起きたらまず、カーテンを開け”朝の光”を浴びてください。
人間に眠気を起こすホルモンの「メラトニン」は朝の光を浴びて15時間後に多く生成され睡眠を促してくれます。
抗酸化力の高い食事を摂ろう
“睡眠”の次に大切なのが「抗酸化力の高い食事」です。
先に、現代日本人は「エネルギー不足」になる事はないと言いました。そこで大切になってくるのは「エネルギー」よりも「脳疲労に効く食事」という事です。
抗酸化力とは酸化を防ぐ力
抗酸化力とは言葉の通り「酸化を防ぐ力」です。
日ごろから「抗酸化力の高い食事」をする事で、自律神経の細胞が「酸化ストレス」を受けにくくなるのです。言い換えれば「体力」という言葉でしょうか。“疲れにくい体は高い抗酸化力から出来る”
おすすめの食べ物
抗酸化力をつけるのに最も重要な成分が「イミダペプチド」です。
これは、鶏の胸肉に多く含まれています。転職活動中は忙しく、なかなか料理をする暇がないと思います。
そんな時は、コンビニのサラダチキンがおすすめです。安価で気軽に手に入り食べやすいので是非日々の習慣に取り入れてみてください。
【脳疲労を回復させる成分】
□イミダペプチド→強い抗酸化成分が含まれている。(鶏の胸肉に豊富)
□クエン酸→細胞の疲弊・酸化を防ぐ。(レモン、梅干し、フルーツに豊富)
□コエンザイムQ10→クエン酸の効果を助ける。(イワシ、サバなどの青魚)
栄養ドリンクより即効性の食事
仕事をしていると、ここ一番という時があると思います。そんな時におすすめする「疲労回復」をさせてくれるおすすめの食べ物が「梅干し」です。
梅干しに含まれる”クエン酸”は体のエネルギー生産を行う回路を活発化させ細胞の疲弊・酸化を防いでくれます。そして、クエン酸には即効性があるため栄養ドリンクよりも疲労回復の期待が出来ます!
クエン酸補給の干し梅
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