新入社員の悩み

窓際族になりたくない新入社員はストレスに強い「疲れにくい脳」を作ろう!

真面目な新入社員
あんな先輩みたいな「窓際族」にはなりたくないな…

そうならないためにも、新入社員時代に「疲れにくい脳」を作って長く社会で活躍する準備をしましょう!

真面目な新入社員

「窓際族」に共通してある特徴は「無気力」です。「無気力状態」は「極度の疲れ(ストレス)が蓄積される事」で起こります。

もし、「無気力な窓際族」になりたくなければ新入社員のうちにストレスに強い「疲れにくい脳」を作るために生活習慣を意識して生活していきましょう!

今回は、「窓際族について」「疲れにくい脳を作るための生活習慣」について解説していきますので是非参考にしてみてください。

窓際族になりたくない新入社員

「窓際族」と呼ばれる先輩(中年サラリーマン)をみて、「あぁはなりたくない」と思っている新入社員の方もいるはずです。

しかし、その先輩も昔はあなたのような新入社員で「あぁはなりたくない」と当時の「窓際族」先輩を見ていた可能性は十分にあります。

それは、あなたもそうなってしまう可能性があるという事です。

「窓際族」は辛い

「窓際族」は勝ち組という言葉がありますが、本当にそうでしょうか。

「仕事をしなくても社内のみんなに好かれている窓際族であれば、勝ち組かもしれませんが、通常はあなたが今その先輩を見ているような目線で見られているはずです。」

周りの人から頼りにされないというストレス

実は社内で頼られることがほぼない状態は大きな「ストレス」を生みます。

【頼られない窓際族はネガティブに】
私自身も経験から社内で「全く頼られないという状態」は物凄く「ストレス」を感じる事を知っています。人間は社会性の生き物です。周りの人に必要とされていないと感じると、どんどん「ネガティブ」になっていきます。脳の研究でも幸福度を上げるのは「健康の度合いよりも、人との良好な関係」という事が分かっています。

※幸福感と人とのつながりについて詳しく知りたい人は芳賀道匡教授(日本大学)の論文【個人がもつ「人と人とのつながり」の認知的・構造的側面,共同活動と,主観的幸福感の関連 -個人レベルのソーシャル・キャピタルに焦点をあてて-】を参考にしてみてください。

個人がもつ「人と人とのつながり」の認知的・構造的側面,共同活動と,主観的幸福感の関連 -個人レベルのソーシャル・キャピタルに焦点をあてて-

【引用元】日本心理学会第77回大会 著 芳賀 道匡(日本大学)

社会人生活は長いという事

高卒・大卒・院卒と人によってはまちまちですが18歳~25,6歳までには多くの人が会社に勤め社会人と呼ばれるようになります。

定年を65歳と考えると大体40年近くは働くことになります。新入社員として会社に入ってきた年齢の倍近い年数を社会人と過ごすことになるのです。

40年もあれば当初あったやる気が無くなったり、社会の厳しさにやられて無気力になる事だってあります。

「窓際族」先輩にもきっと何かしらの理由があるのです。

「疲れにくい脳」を作る事が一番の対策

ストレスを感じている窓際族

「窓際族」と呼ばれる人たち一人一人がなぜ「窓際族」になっていったのかはそれぞれ理由があると思いますが、すべてを知る事は出来ません。

しかし、もし今新入社員でそうはなりたくないと思っているなら一つ言えることは「疲れない脳を作ることが一番の対策」だという事です。

無気力状態の「窓際族」

一時的に失敗をし「窓際族」になってしまったけど、そこから再起を図ろうとしている人以外の「窓際族」に共通しているのは無気力状態という事ではないでしょうか。

実は、この無気力状態は「脳の疲れが原因」です。

【脳が疲れる理由&無気力になる理由】
私たちの生命活動を24時間無意識下でコントロールしてくれているのが脳にある「自律神経中枢」です。自律神経中枢から伸びる自律神経はすべての臓器と繋がっており、「心拍」「血流」「体温」「精神神経」をコントロールしているのですが、ストレスを受ける事で、取り込みすぎた酸素(活性酸素)により自律神経細胞酸化(錆び)してしまいその機能が低下していきます。すると、脳が「これ以上自律神経を酷使すると生命的に危ない」と判断し私たちの行動を制限するため「疲れた」という情報を全身に発するのです。これが疲れのメカニズム。慢性的に強いストレスに自律神経が傷つけられ「動かないように脳から指示」が出され結果「無気力状態」に陥ります。

疲れは悪だと思おう

上からの説明から分かるように私たちはストレスにより脳が疲れる事で「疲弊」していきます。

新入社員時代に理解していて欲しいのは「疲れは悪」だという事。

自律神経は自分の意思でコントロールできないため、疲れてしまうと身体の動きも頭の回転は強制的に鈍くなります。加えて、自律神経が乱れる事で体調を崩しやすくなったり余裕がなくなる事で人間関係がおかしくなることもあります。

長く社会で活躍していくためには「疲れない体」というのがものすごく大切ですので、「疲れは悪」という認識を今のうちに持っておきましょう。

ストレスを防ぐための習慣が大切

「窓際族」に共通している「無気力状態」にならないことが「窓際族にならないために長く社会で活躍していくためには大切です。

「ストレスに強く、疲れにくい脳を作るという事」

そのためには、脳の疲れを予防し解消する生活習慣がポイントです。その中でも「睡眠と食事」が重要になってきますので次の章から説明していきます!

一番大切な睡眠について

気持ちよさそうに寝る女性

“疲れにくい脳”には「質の高い睡眠習慣」がとても大切です。

人間は「睡眠」で傷ついた細胞を回復し元気になります!

成長ホルモンが疲れを修復

睡眠中に”錆びついた自律神経細胞”を修復してくれるのが「成長ホルモン」です。

【成長ホルモンの役割】
傷ついた細胞を修復し、新陳代謝を促す事。「子供の成長時」だけに出るホルモンではないのです。

睡眠のゴールデンタイム

「成長ホルモン」は入眠後の3時間で最も多く分泌され私たちの蓄積された疲れを修復してくれます。

この最も疲れが取れる時間を「睡眠ゴールデンタイム」と呼び、いかにここで深い眠りにつけるかが疲労蓄積を防ぐ上で大切なのです。

入眠をスムーズに行うために、寝る1時間前にはなるべくスマホを見ないようにしましょう。入眠がスムーズにいくと次の日寝起きのベットから降りる一歩めが力強く感じます。逆に次の日の午前中もやる気が起きないようなら疲労が蓄積している証拠です。入眠を意識して、部屋の電気を早めに暗くするなど工夫をおすすめします。

レム睡眠とノンレム睡眠

人間の睡眠には浅い眠りの時の「レム睡眠」と深い眠りの時の「ノンレム睡眠」の大きく分けて2つの段階があります。

【レム睡眠】→記録や学習したことを脳に定着させる重要な働きを担っている
【ノンレム睡眠】→大脳始め臓器が急速に入り、疲労の回復、細胞の修復が行われる

バランスの取れた睡眠を

「無気力状態」に陥らないためには、疲労を蓄積しないことが大切です。つまり、その日の疲れはその日の睡眠で解消するという意識です。

 

理想の眠りパターンはこの「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を「90分サイクル」で繰り返すパターンとされています。

特に成長ホルモンが多く分泌される「入眠後3時間」にこのサイクル2回行う事が出来ればより疲労回復し、疲れが蓄積しにくくなります。

抗酸化作用のある食事を

鶏の胸肉

食事で大切になってくるのは酸化ストレスによる自律神経の細胞の錆を防ぐ「抗酸化作用」のある成分のある食事を摂る事です。

「抗酸化」とはその名の通り、酸化を防ぐ力の事です。それでは、その食事を紹介していきます。

全ての疲労の原因は脳に 著:梶本修身【参考書籍】

おすすめの3つの成分

【脳疲労を回復させる成分】
□イミダペプチド→強い抗酸化成分が含まれている。(鶏の胸肉に豊富)
□クエン酸→細胞の疲弊・酸化を防ぐ。(レモン、梅干し、フルーツに豊富)
□コエンザイムQ10→クエン酸の効果を助ける。(イワシ、サバなどの青魚)

日ごろの生活の中でこれらを取り入れる事を意識すると、抗酸化のある体になりストレスに効果的です。

ただ、新入社員の一番忙しいときにこれらを意識して毎日の食事を作るのは大変です。そんな時はサプリや飲み物で抗酸化をつけるのもお勧めです。

最も効果があるのはイミダペチプド

上で紹介した3つの成分の中で一番抗酸化作用が豊富で長続きするのが「イミダペチプド」です。

イミダペチプドは「鶏のむね肉」に豊富に含まれているので、朝のスープに入れる事や時間のない人はコンビニのサラダチキンを食べるなどで日常的に摂取することをお勧めします。

1日当たり200mgのイミダペプチドが疲労を溜めない基準量と考えられており、これを鶏のむね肉に換算すると約50gとなります。調理中のロスなどを考えると1日100gの鶏のむね肉が理想的です。大きさにもよりますが、唐揚げ換算で大体5,6個あれば足りる量です。

イミダペチプドを習慣的に摂取することで、日中のストレスによる「脳疲労蓄積」を軽減することが出来ます。

40年以上の社会人生活を考えると、新入社員時代からこの習慣をつける事は、他の人と比べ大きなアドバンテージになりますので是非習慣づけてください。

ABOUT ME
転職クエスト編集部
新卒で入った企業を短期間で退職。無能だった私でも転職してからキャリアアップができました。現在、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験。