社会人になって1年目。
これまでの学生生活とは異なり、働くことの大変さを感じたり、給料がもらえることが嬉しかったりなどさまざまなことを感じているのではないでしょうか。
嬉しいことよりも辛いことに気が向いてしまうのは仕方ないことです。
たとえば「必死に就活して採用されたが、思い描いていた仕事内容と異なった。」「毎日毎日気疲れで気持ちがしんどい。」などを感じているでしょう。
社会人1年目では、できることをすれば良いのですが、本人としては苦しいと感じることが多くあるため、「辞めたい」と考えてしまうことはしょうがないことなのです。
では、仕事を辞めたいと考えてしまった場合にはどのようにすればよいのかを本記事では、詳しく紹介していきます。
新卒1年目で社会人になったら誰もが感じる部分です。
問題は、どのようにして乗りきるのかが重要であると考えておきましょう。
新卒一年目で辞めたいのはおかしいこと?
本記事の冒頭でも紹介したように、学生から社会人という立場や環境、役割など何もかもが変わってしまったため、環境に馴染むことは簡単なことではありません。
そのため、新卒1年目で会社を辞めたいと思っている人は多いはずです。
その場合には、「自分は何もできない」「こんなはずではない」などと自信を失ってしまう場合が多いでしょう。
自信を失ってしまったと感じても、実際には気にすることないです。
新卒1年目に、学生から社会人になっていきなり活躍できる人はなかなかいません。
学生時代は、勉強やアルバイトなど大変なことも多かったでしょうが、自分で自分がどのように進んでいくのかは、ある程度決めることができたはずです。
そして、学校やアルバイト先などあらゆる場面では友人らと過ごしていたでしょうから、気持ち的にも気楽に過ごせたでしょう。
就活を除くと、触れる機会がある社会人といえば、アルバイト先の社員さんなど限られていたでしょうから、まだまだ働くことに準備ができていないかもしれません。
社会人としてできることが少ない、毎日が辛いと感じることは何ら不思議なことではなく、当然のことです。
人間関係も含めて、大変な毎日に憂鬱な気持ちになっている場合もあるでしょう。
先輩や上司は厳しいことを言ってくるかもしれませんが、期待をしているからなのです。
答えられないからと言って、自分には向いていないなどと判断する必要はありません。
新しいことを即時で出来る人はいません。
期待に応えられない感覚や毎日が辛いと感じてしまう部分などから、「退職したい」という考えになる場合はあるのです。
きちんと辞めたいと感じた理由を分析をして、どのようにして向き合うのかを考えるようにしましょう。
新卒1年目で会社を辞めたいと思う理由
新卒1年目で会社を辞めたいと思う理由は人それぞれあるものです。
100人がいれば、100通りの辞めたい理由があるといっても過言ではないでしょう。
この項目では新卒1年目の方が会社を辞めたいと感じてしまう代表的な理由を4つ紹介していきます。
これから新卒として入社をする人、新卒1年目で働いている人などぜひ参考にしてください。
人間関係に悩んでいる
新卒1年目であろうとも、何年目であったとしても人間関係は、退職をしたいと考える理由として多くの場合にあります。
人間関係は、仕事だけに限らず生活をしていると何かしら問題や考えが生まれてしまいます。
特に仕事の場合は、友人関係のように話す内容や機会は限られてしまうものです。
そのため、1度苦手や悪いなどの印象がついてしまうと、なかなか印象を変えることはできません。
学生時代であれば、時間や距離を置いたりすることによって、解消する場合もあります。
また、距離を置いたまま関わらないこともできるでしょう。
しかし、職場でも人間関係は苦手であろうとも関わらなければ、仕事になりません。
そのため、人間関係が苦しい中でも毎日顔を合わせることになるのです。
あくまでも仕事をする場所が職場です。
そのため、人間関係が悪かろうが職場としては、気にせずに働いてもらわなければなりません。
努力や我慢で解消できる人間関係であるのかを分析するようにしましょう。
そして、どうしても状況が変わらない、辛さで仕事に行きたくないなどの場合には、退職を検討するようことがおすすめです。
転職をすれば、人間関係は基本的にリセットされますので、楽になる可能性は高いです。
注意点としては、人間関係が悪くなってしまった原因をきちんと理解しておいてください。
原因を理解できていないと、転職先でも同じような状況になってしまうかもしれません。
同じことを繰り返さないようにするためには、原因を理解しておきましょう。
仕事にやりがいを感じられない
仕事をしていくと、やりがいというものは仕事へのモチベーションには大きな影響を与えます。
そのため、仕事内容に対してやりがいを感じることができないとなれば、仕事を継続することには大きな問題です。
新卒入社の場合には、あまり仕事を選ぶことはできないかもしれません。
就職活動をして内定をもらうことができた企業に入社をするからです。
新卒から就きたい仕事に就くことができる人は非常に少ないと言えるでしょう。
転職の場合は、求人を絞って受けることができますし、求める労働環境はチョイスできます。
また、新卒1年目の場合には、基本的に仕事に慣れることをメインとしていますので、会社としては責任の大きい仕事は任せることは少ないです。
そのため、新卒1年目からバリバリと活躍したいという理想を持っていた場合には、やりがいを感じられないかもしれません。
休日が少ない・残業が多い
就職することは、学生時代とは異なり、自分の時間を確保できなくなります。
そのため、戸惑ったり、理想として描いていたものとは異なると感じることは多くあるでしょう。
職場によっては、年間休日が少なかったり、残業が多かったりしてしまい、周囲とは大きな違いとして感じてしまうかもしれません。
休みが少なくても給料が多ければ良い、やりがいがあれば良いなどと考える人もいるはずです。
しかし、仕事内容や給料などが他の企業とは変わらないにもかかわらず、休日が少ないことや残業が多いことなどがあれば、仕事へのモチベーションに影響を与えることになるはずです。
職種によっては、どうしても休日が少なかったり、夜勤があったりなどするものもあります。
しかし、他と比べて退職を考えるのではなく、仕事へのモチベーションを保てるようにすることを考えましょう。
休日や余暇時間には趣味など好きなことに時間を使うことがおすすめです。
また、息抜きをしないことには仕事の効率やクオリティにも影響は出てくるでしょう。
きちんと息抜きをすることを覚えないと疲弊は大きなものになってしまいます。
プロのキャリアカウンセラーに相談することも検討してみてください。
キャリアカウンセラーは、自己分析や戦略設計、行動計画までのサポートやアドバイスを提供してくれます。
【おすすめキャリア相談サービス】
- キャリート:キャリアコーチングサービスで、あなたのキャリアに寄り添ってサポートしてくれます。
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新卒1年目で会社を辞めたい場合の対処法
新卒1年目であっても、ベテランであったとしても仕事が辛いと感じるのならば、辞める選択肢は持っておきましょう。
新卒1年目だからといって、仕事を辞めることを甘えや逃げとは思わなくて良いです。
この項目では、辞めたいと感じた場合に対処法を紹介していきます。
改善点を整理する
自分の行動に問題がなかったのかを振り返るようにしましょう。
そして、自分には改善できることがあれば行ってください。
社会人は学生時代とは異なり、1つひとつの行動に責任が伴い、評価の対象になります。
そのため、自分の言動をきちんと振り返り、改善できる部分は改善をしていくと、良い方向へ進む可能性があります。
周囲に相談する
仕事での悩みは、上司や先輩らに相談することで解消するかもしれません。
仕事の悩みは、職場のことをよくわかっている上司や先輩がアドバイスをくれる場合があるのです。
先輩や上司らも新卒入社の際に、経験をしてきたものでる可能性が高いです。
1人で悩まずに、思い切って相談をしてみましょう。
第二新卒として転職する
自分が仕事を辞めたいと感じた理由が解消できないと判断したのならば、転職を選択肢に入れましょう。
新卒1年目で退職をして転職活動をするのならば、第二新卒として扱われることになります。
そのため、第二新卒を募集している求人に応募することができます。
第二新卒は、社会人としてのマナーや知識が備わってい若手人材ということで非常に評価される存在です。
自分に合った職場を見つけることができるかもしれません。
転職は今すぐしなくても良い
私自身、最初は友人の勧めで気軽な気持ちで転職エージェントの第二新卒エージェントneoに登録しました。
当時、仕事に対するやる気がなく、期待もしていませんでした。
しかし、この一歩が私の人生を大きく変えてくれました。
エージェントから企業を紹介される
最初は「自分にはオファーは来ないだろうな」と思っていましたが、現実は違いました。
担当の第二新卒エージェントneoのエージェントから早めにカウンセリングの日程調整の連絡がありました。
私は「まだ転職するか分からないし、自信がない」と伝えましたが、エージェントは「転職をするかどうかは決まっていないこと」「最終的に転職しない人もいること」を教えてくれました。
「それなら良いかな」と思い、カウンセリングに参加しました。
関連リンク:おすすめの転職サービスはこちら
今の仕事を辞められると思うと楽になる
実績はなかったため、多くの企業を紹介してもらったわけではありませんが、3社ほどの紹介を受けました。
これを知った時、「自分にも転職できる選択肢があるんだ」と思い、今の辛い状況に馬鹿馬鹿しさを感じるようになりました。
その後、他の転職エージェントにも登録し、いくつかの企業を紹介してもらいました。
単純なことですが、「他にも会社はある」ということを知っただけで、心の負担が軽くなりました。
紹介してもらえるということは、「自分は無能ではない」と思えたのです。
結果として、いつでも辞めることができるという自信が生まれ、今の仕事に対する気持ちも楽になり、もう少し頑張ろうという気持ちになりました。
その後、いくつかの面接を受け、1社から内定をもらいました。
関連リンク:おすすめの転職サービスはこちら
まとめ
新卒1年目で仕事を辞めたいと感じるのは、環境や責任感など学生時代とは大きく変わることから、誰もが通る道なのです。
退職をするほど解消できない問題であるのかを考えるようにしましょう。
相談や努力をしても解消できないと考えた場合に、次に自分がとる行動は考えるようにしてください。
新卒入社は、人生で一度しかできないことです。
後悔のないように進めていくことをおすすめします。
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