入社前から転職を考えている新入社員の方が年々増えてきています。
これからの時代当然かもしれません。ただ、漠然と考えているだけでは無駄な時間を過ごしてしまうだけで勿体ないです。
今回は転職を考えたキャリアを歩むうえで重要な「マーケットバリュー」という考え方を紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
入社前から転職を考えておくのは大切

まず最初に「入社前から転職を考えている」というのはとても重要です。
今の若手社会人にとって、大企業に勤めれば将来安泰という考え方は古くなってきていますよね。
その証拠に、2020年のリクルートキャリアのアンケート調査では新入社員の41%が入社前から転職を考えているという結果になっています。
転職という選択肢が自分を強くする
「転職」出来るというの一つの大きな武器になります。昨今のコロナウイルスのように、今まで当たり前だったことが突然崩れる事がありますよね。
そんな際、衰退していく業界から転職する力が無い場合、不遇の中でもその会社にしがみつかなければなりません。
衰退していく会社では、自分の雇用を守るためイス取り合戦が始まり、社内政治の色が強くなります。そういった中で、働くことは辛いですよね。
その時に「転職」出来る力が大きいというのは、とても武器になるのです。そして、将来的な給料を上げるという面でもとても役に立ち重要なものです。

マーケットバリューを高めよう

入社前、もしくは入社後すでに働いていて「転職」を考えている新入社員に意識して欲しい重要な考え方は「マーケットバリュー」を高めるという事。
【マーケットバリューとは】
マーケットバリューとは簡単に言うと「市場価値」の事。「市場価値」とは、その名の通り、今の会社での価値ではなく、世の中から見た自分の価値の事。それは、今の会社での価値ではなく”世の中から見た自分の価値”値段の事です。もしこの世に、会社がつぶれても生きていける大人と、生きていない大人の2種類がいたとしたら両者を分けるのは「マーケットバリュー」を意識して働いてきたかどうかです。
マーケットバリューを高める働き方
「マーケットバリュー」を高めるための重要な働き方とは「マーケット」を見て働く事。
「会社が潰れたら生きていけない大人」と「会社が潰れても生きていいける大人」の違いは「上司を見て働いてきたか」と「マーケットを見て働いてきたか」によって分けられます。
給料の仕組みについて知ろう
なんとなく、「マーケット」を見て働くことが大事というのは分かったと思いますが、これだけでは分かりづらいので「給料の仕組み」について紹介していきます!
【給料はなぜ発生する?】
給料は自分の働きや会社の商品をあなたが売るから発生しているのではありません。会社が自分という商品を商品を買う事によって発生しているのです。新入社員の方なら就職活動の記憶が新しいと思いますが、あの就職活動は自分という商品を会社に売り込み、そして会社が買ってくれたわけですね。なので、研修中からも給料が発生するのはそういう取引だからです。マーケットバリューを理解するためには「自分を商品」として考える事がとても重要となります。
「自分の商品価値」というマーケットバリューが高まれば、働く場所は限りなく自分で選べるようになり自由が与えられます。好きな時に会社をやめ好きな場所に転職が出来るという事。
逆に、上司だけを見て生きてきた人間に自由はありません。一生上司の顔色を見て生きていかなければならないのです。
マーケットバリュ―の測り方

それでは、マーケットバリューの測り方を紹介しますので、是非入社前もしくは入社していたとしても新入社員のうちに覚えておいてください。
【マーケットバリューに重要な3要素】
- 技術資産→どんな会社からも必要とされる、高い技術力を持った人間
- 人的資産→どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる人間
- 業界の生産性→特に才能がなくとも安定して高い給与をもらい続ける人間
①技術資産とは
「技術資産」とはその名の通り「価値のある技術をどれくらい持っているか?」という事です。
技術資産は「専門性」と「経験」から出来上がります。
【技術資産の「専門性」と「経験」】
〇専門性とは
専門性は「職種」に近いく、営業やマーケティング、会計や税務、プログラミングやデザインなど言います。
〇経験とは
経験と反対に「職種」に結びつかないもっと幅広いものです。リーダーの経験、営業開発、商品開発、人事制度の設計、企画系の仕事など
②人的資産とは
「人的資産」を分かりやすく言うと「人脈」です。
【人的資産とは】
どの業界にも、人脈だけで仕事を引っ張ってこれる人間がいます。その人だからこそ動いてくれる社内の人や、指名で私語をくれる人間。これが「人的資産」です。例えば自分が仕事を転職しても変わらず仕事をくれるような存在を作れる事です。
③業界の生産性とは
「業界の生産性」とはマーケットバリューを高める上で最大の要素です。
簡単に説明すると「その業界にいる人間が平均1人当たりどれほどの価値を生み出しているか?」という事。
【業界の生産性】
例えば、金融業界の賃金は高いのにウェディング業界の賃金は安いなど業界によって生じる賃金差などはこの「業界の生産性」を良く表しています。この国の一人当たりのGDPは約400~500万円ですが、これを産業別で見たとしましょう。様々な業界がありますが、GDPが低い業界と高い業界では最大20倍の差があるのです。仮に一番低い産業が出す1人当たりの粗利額を1,000万円とすると、最大で2億円。これだけ違うと、そもそも賃金に大きく差が出るのもうなずけますよね。これから分かるように、マーケットバリューというのはどの業界を選ぶか?で圧倒的に上下するという事です。
理想的なキャリアとは
理想的なキャリアとは「マーケットバリュー重要な3要素」のうち2つ以上が高いキャリアを言います。
入社前に自分が「技術資産」「人的資産」「業界の生産性」どこを伸ばしていくべきかを理解し「マーケット」を見て働くことで、「転職」の道は開けてきます。
入社前から「転職」を考えている新入社員の方はおそらく優秀である可能性が高いので、是非自分の価値観取れらし合わせて考えてみてください!
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