新入社員の転職

「入社8カ月仕事できない」新入社員時代の辛い体験談と転職による解決法を紹介!

「入社8カ月仕事できない」新入社員時代の辛い体験談と逃げ(転職)の解決法を紹介!

この記事の結論

  • 大学新卒の1年以内離職率は11.4%。入社8ヶ月で悩むのは決して珍しいことではない
  • 仕事ができない原因として多いのは「人間関係」「仕事との不適合」「環境の問題」
  • 「半年で慣れる」というのは全員に当てはまる話ではない。自分を過度に責める必要はない
  • 心身に不調のサインがある場合は、無理をせず専門家や信頼できる人に相談することが大切

この記事では、以下の内容を紹介します。

・入社8ヶ月で辞めてしまう人の特徴
・筆者自身が経験した、仕事ができずに辛かった時期の体験談
・仕事ができない理由と、そこから抜け出すための考え方

仕事への向き合い方を変えるために効果的なのは、「逃げ道」を持っておくことです。ここで言う逃げ道とは、転職できる自信を持つことで、心に余裕を生み出すことを指します。

20代であれば、転職は十分に可能です。自信がなくても問題ありません。「心の余裕のなさ」が仕事の不調を招いていることは多く、余裕を取り戻すことで状況が変わることもあります。筆者自身の経験をもとにお伝えします。

筆者は採用責任者や事業責任者の経験もあります。自身も就活や転職活動で苦労した経験があるため、参考になる情報を提供できればと思い、執筆しています

入社8カ月で仕事を辞める新入社員は珍しくない

【新入社員の退職率】

  • 大学新卒1年以内の退職率⇒11.4%
  • 大学新卒3年以内の退職率⇒32.4%
  • 高卒新卒1年以内の退職率⇒17.4%

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」

大学卒業後1年以内の退職率は11.4%、3年以内では32.4%。高卒新入社員の場合、1年以内の退職率は17.4%です。つまり、10人に1人が1年以内に、3.3人に1人が3年以内に退職している計算になります。

最初にこの数字を紹介したのは、「辞めるという選択をした人の多くが、その後も普通に生活している」という事実を知ってほしいからです。

仕事ができなくて辞める新入社員も多い

1年以内に辞める新入社員のうち、6カ月以内に辞める人の主な理由は人間関係の問題です。前向きな目標を持って辞める人もいれば、自信喪失から辞める人もいます。

仕事を辞める理由は、完璧である必要はありません。新入社員のうちは、「ただ辛いから辞める」という選択肢を持っていても問題ありません。

社会経験が長い人からは「甘えている」と言われるかもしれませんが、20代前半のうちは道をいくらでも変えられます。自ら選択肢を狭める必要はありません。

入社8カ月で仕事を辞めても転職は十分可能

「入社8カ月で新入社員のまま転職できるのか」と心配になるかもしれませんが、適切な手順を踏めば難しいことではありません。

転職求人数は400万件以上あり、20代の若手を求める企業は数多く存在します。スキルや能力も大切ですが、20代という年齢自体が有利に働くことも少なくありません。企業は「未経験者や新しい視点を持つ若手」を、即戦力とは別枠で求めているケースも多いからです。

仕事ができずに辞めたくなる人の特徴

入社8ヶ月で仕事ができずに辞めたくなる人に多い特徴を3つ紹介します。これらに当てはまるからといって、あなたの人間性が否定されるわけではありません。自己理解の参考にしてください。

①人間関係がうまくいっていない

経験上、上司や先輩との関係がうまくいっていない新入社員は、仕事もうまくいかないケースが多いです。新入社員は分からないことが多いため、本来は周囲の助けや指導が欠かせません。しかし人間関係がうまくいっていないと、十分な指導を受けられず、ミスをすれば責められるという状況に陥りやすくなります。

このような状態が続くと、「自分の仕事ができる」という自信が崩れ、立ち直りにくくなります。落ち込んだときに支えてくれる人がいないと、孤独感も強まります。

特に新入社員のうちは、コミュニケーションの土台作りが重要になります。

②仕事が自分に合っていない

仕事内容が自分の特性や志向と合わないと、やる気が起きず、結果として「仕事ができない」状態に見えてしまうことがあります。本当に合わない仕事は存在するので、入社8ヶ月で努力してもやる気が湧かない場合は、ミスマッチの可能性も検討してみてください。

③職場環境自体に問題がある

パワハラ気質な職場や、過度に厳しい環境では、精神的に疲弊してしまうことがあります。もし仕事がうまくいかない状況に加えて、理不尽な扱いを受けているなら、その職場自体に問題がある可能性も考えてみてください。

転職活動の際、採用担当者の多くは正当な理由があれば理解を示してくれます。

無理だと感じたら、その環境から離れることも一つの選択肢です。

こんな状態が続いているなら、無理をしないでください

以下のような状態が続いている場合は、一度立ち止まって、環境を変えることを真剣に考えてみてください。

・上司の前にいるだけで心臓がバクバクする
・家に帰ると、些細なことで涙がこぼれる
・出社前に胃が痛くなる
・パワハラやセクハラをする上司がいる

こうした状態は、心身がかなり疲弊しているサインです。長く続く場合は、一人で抱え込まず、産業医や心療内科、信頼できる人に早めに相談することをおすすめします。「これくらいで相談していいのか」と迷う必要はありません。

自分らしさを保てなくなる前に、その環境から離れることは、逃げることではなく、自分を守るための大切な決断です。

入社8カ月、仕事ができなかった頃の体験談

入社してから8カ月間、仕事がうまくできずに苦しい思いをした経験を持つ一人として、自身の体験を紹介します。

上司に怒られることへの恐怖

私が仕事をうまくこなせなかった原因の一つは、上司からの厳しい叱責への恐怖でした。不器用で要領も良くなかったので、何をやっても怒られることが多く、周りからも「こんな問題児の新入社員は初めてだ」と言われたこともあります。

3ヶ月、半年と経つうちに、周囲の呆れた視線を感じるようになり、自信を失い、あらゆることに怯えるようになっていきました。改善しようと努力しても結果が出ず、また怒られるという悪循環が続き、入社時の前向きな気持ちはほとんど残っていませんでした。

特に最初からつまずき、同期との差が広がっていくのは、精神的にこたえました。

無気力な状態が続いた時期

正式配属から3カ月ほど経つ頃から、出社前に胃がキリキリ痛むようになりました。飲み会の場でも叱責され、家に帰ると涙が止まらないこともありました。

そのまま6カ月ほど経つ頃には、日中に強い無気力感を覚えるようになりました。当時は気づきませんでしたが、振り返ると、心身のサインだったのだと思います。仕事に取り組もうとすると急に眠くなるのも、無意識のうちに現実から距離を置こうとしていたのかもしれません。

頑張りたくても頑張れない辛さ

一番つらかったのは、「頑張りたくても頑張れない」という感覚でした。頑張ることは本来、主体的な行動です。成長や充実感は、自分が能動的に動けているときに感じやすいものです。

自分が自分でないような感覚と、それを変えようとしても状況が悪化するという悪循環。もどかしさ、後悔、失望を同時に抱えた日々は、決して楽しいものではありませんでした。

同じ思いをする人が一人でも減ってほしいと思い、この記事を書いています。

入社8カ月で仕事ができないと感じる、よくある理由

筆者自身も新入社員時代に同じような経験をしましたが、それを乗り越えて働き続けています。ここでは、実際に感じた「仕事ができない理由」を3つ紹介します。

忘れないでほしいのは、あなたは新入社員です。仕事がうまくできないのは、ある意味当然のことです。

心に余裕がないと、凡ミスが連発しやすい

入社8カ月経っても仕事がうまくいかない大きな理由の一つは、自信のなさです。「貧すれば鈍する」という言葉の通り、心に余裕がない状態では、主体的に考える力が落ち、周りが見えなくなって凡ミスが続くという悪循環に陥りやすくなります。

この状態を抜け出すには、まず「余裕を持つこと」が重要です。とはいえ、仕事がうまくいかない状況で余裕を持つのは簡単ではありません。だからこそ、後述する「逃げ道を作る」という考え方が役立ちます。

あなたが無能なわけではありません。心に余裕がなければ、誰だって鈍ってしまうものです。

「半年で慣れる」は全員に当てはまる話ではない

「半年すれば新入社員も仕事に慣れる」とよく言われますが、これは全員に当てはまる話ではありません。半年で頭角を現す人がいるのも事実ですが、それは一部のケースです。

この言葉を過度に信じてしまうと、「半年経っても慣れていない自分」を必要以上に責めることにつながります。新入社員が1年足らずで仕事に完全に慣れるのは、本来簡単なことではありません。「できなくて当たり前」というくらいの気持ちでいる方が、前向きに取り組みやすくなります。

同期と比較して落ち込むこともあるかもしれませんが、3年、5年、10年と経てば差はほとんどなくなり、立場が逆転することも珍しくありません。

本当に向いていない仕事もある

合わない仕事を続けると、自分らしさを見失い、やる気が湧かなくなることがあります。「何をしても楽しくない」「努力しても上達を感じられない」「先輩や上司のようになりたいと思えない」――こうした感覚が続くなら、仕事自体が自分に合っていない可能性も考えてみる価値があります。

辞めることは逃げることではなく、「自分に向いているものを探す」行動でもあります。

入社8カ月、状況を変えるための考え方

ここからは、筆者自身が辛さを乗り越えるきっかけになった考え方を紹介します。

逃げ道を作って、心に余裕を持つ

仕事への向き合い方を変えるために最も重要なのは、心に余裕を持つことです。そのために有効なのが「心の逃げ道」を持っておくことです。

逃げ道とは、辛いときに「辞めてもいい」と思える心の状態のことです。追い込まれると「この仕事しかない」と視野が狭くなり、自分に嘘をついてでも続けようとしてしまうことがあります。

そこでおすすめなのが、「転職活動をしてみる」という具体的な逃げ道です。実際に転職しなくても構いません。「自分は他の場所でも働ける」という事実を知るだけで、心に余裕が生まれます。

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「ベストを尽くせる状態」を作ることを優先する

他人と比べたり、周囲の評価に囚われすぎる必要はありません。大切なのは「自分がベストを尽くせる状態」を整えることです。心に余裕がない状態では、本来の力を発揮できません。

夜は早めに寝る、バランスの取れた食事を摂る、適度に運動する。一人ひとりが、自分なりの「余裕を作る方法」を持っておくことが大切です。

転職や退職は、決して「負け」ではない

「転職や退職は負けではない」という考え方を、ぜひ心に留めてください。本当の意味での「負け」とは、現状を変えたいと分かっていながら、行動を起こせずにとどまり続けることです。

辛い気持ちを抱えながら働く新入社員時代の経験は、筆者にもよく分かります。だからこそ、仕事を辞めるという選択をしても、それを「負け」だと思う必要はありません。

どんな環境にいても、新たなチャンスを自分から作ることで、活躍の道は開けます。

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将来のキャリアをじっくり考えてみる

転職エージェントへの登録に抵抗があるなら、まず自分の将来のキャリアについて考えてみることをおすすめします。「進むべき方向性」が見えると、やるべきことが明確になり、自発的に行動しやすくなります。

ノートに「将来やりたいこと」を書き出してみるのも効果的です。アウトプットすることで客観的に見えてきて、新たな気づきにつながることがあります。

自分一人で考えるのが難しい場合は、無料のキャリア相談サービスを利用するのも一つの方法です。転職を前提とせず、人生全体のキャリアについて相談できるサービスもあります。新入社員のうちは社会全体への理解がまだ浅く、一人で考えるには視野が狭くなりがちです。

仕事を通じて「自分が幸せを感じられる状態」を作ることがゴールであり、今の会社で働き続けることや転職すること自体がゴールではありません。

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不安を乗り越えるための、2つのシンプルな考え方

転職やキャリアについて考えることが大切だと分かっても、目の前の不安に押しつぶされそうになることもあります。筆者自身が実践していた方法を2つ紹介します。

あえて目の前のことだけに集中する

不安は考えれば考えるほど大きくなります。特に将来のことは誰にも分かりません。答えの出ないことを考え続けても、不安が増すだけです。前向きに将来を考えられないときは、いったん「目の前のこと」だけに集中してみてください。

逆に、遠い未来だけを想像してみる

目の前が不安でたまらないときは、逆に「遠い未来」だけを思い描くという方法もあります。このとき想像する未来は、今の延長線上ではなく、「自分の理想の未来」にしてみましょう。想像することが、自分を支える力になることもあります。

目の前の不安に押しつぶされるより、一度視点をずらしてみる方が、精神的に楽になることがあります。

余裕を持てれば、退職も怖くなくなる

ここまで紹介してきたように、心の中に「逃げ道」があれば、退職や転職への不安は和らぎます。大切なのは、仕事ができるようになることよりも先に、「仕事ができなくても自分を保てる余裕」を作ることです。不思議なことに、その状態になると、自然と仕事もうまくいきやすくなることがあります。

どうしても自分から言い出せないときは

「辞めると伝えること」を想像すると、勇気が出ずに足踏みしてしまうこともあります。そんなときは、「退職代行サービス」という選択肢があることを知っておくだけでも、心の余裕につながります。

実際に利用しなくても構いません。こうした選択肢の存在を知っているだけで、将来や退職について、少し落ち着いて考えられるようになります。

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まとめ

「入社8カ月で仕事ができない」としても、それは人生の終わりではありません。あなたはまだ社会人として歩き出したばかりであり、考え方や環境を少し変えるだけで、状況は変わっていきます。

つらさのサインが続いているなら、無理をせず誰かに相談することも大切な一歩です。あなたらしく、これからのキャリアを良くしていってください。

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よくある質問

入社8ヶ月で仕事ができないのは普通ですか?

珍しいことではありません。大学新卒の1年以内の離職率は11.4%、3年以内では32.4%です。仕事ができなくて悩む人は決して少なくありません。

仕事ができない理由として多いのは?

人間関係がうまくいっていないこと、仕事内容が自分に合っていないこと、職場環境自体に問題があることの3つが代表的です。

つらい状態が続く場合、何をすればいい?

胃の痛みや涙が止まらない、心臓がバクバクするといった状態が続く場合は、無理をせず産業医や心療内科、信頼できる人に早めに相談することをおすすめします。

入社8ヶ月でも転職はできますか?

可能です。20代の若手を求める企業は多く、未経験者やポテンシャルを重視した採用枠で評価されることも少なくありません。

ABOUT ME
TARO
IT業界で人事採用責任者・事業責任者を経験。累計500名以上の採用面接・50名以上の採用実績をもとに執筆。自身も新卒短期退職→転職でキャリアを立て直した経験あり。採用側と転職者側、両方のリアルを発信します。

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