なんとなく仕事をしていて「この業界将来危なくない?」と漠然と不安を抱える事があると思います。
もし、自分が今後衰退していく業界に身を置いているとしたら自分自身の「市場価値(マーケットバリュー)」も下がっていく可能性が高いです。
今回は、「仕事のライフサイクル」から今の仕事の状態の見極め転職の判断に役立つ考え方を紹介していきます。
仕事のライフサイクルで判断
世の中には沢山の仕事が生まれ、沢山の仕事が無くなっています。
あなた自身が働く業界はどうでしょうか。
自分の働いている業界が将来危ないかどうか?転職するならどういった業界が良いか?を判断するために冒頭で紹介した北野唯我さんの「仕事のライフサイクル」という考え方をここでは紹介します。
【今の仕事の将来は危ない?危なくない?】
- 危ない業界→「縮小している産業」下るエスカレーターを逆走するように頑張ら似といけない。
- 危なくな業界→「伸びている産業」上るエスカレーターに乗っておくだけで何もしなくても伸びていく。
仕事のライフサイクルとは
まず仕事というものを捉える上で前提となるのが「仕事とは生まれて、消えるもの」というものです。
例えば、広告代理業の仕事は新聞や雑誌の印刷技術の発展によって生まれました。そして新聞や雑誌の発行部数の減少により広告代理業は消えつつあります。このように「仕事とは生まれては消え」を繰り返していく事を「ライフサイクル」と言います。
そのため、今の業界から転職する判断もどの業界に転職していく判断も、近い将来消えうる危険性がある業界を見極めることが大切という事です。
【北野唯我さん「転職の思考法」参照】
- 「ニッチ」・・・生まれたばかりで伸びていく業界
- 「スター」・・・ニーズが高く参入者が多い
- 「ルーティンワーク」・・・汎用的な仕事になっている
- 「消滅」・・・代替可能で衰退していく(危ぶない)
※図中の「イス」とは雇用者の数を言います。
これが「仕事のライフサイクル」の図です。それぞれ説明していきます。
①「ニッチ」はこれから伸びる
ニッチとは「イス(雇用者)の数は少ないが、替えが効かない仕事」の事を言います。
【仕事のライフサイクル①「ニッチ」】
新たな仕事が生まれるためには、誰かが最初にやり始めなければいけません。この誰かがやり始めた状態を「ニッチ」と言います。この時点では誰も同じことをしていないので、当然替えがききません。つまり、代替可能性は低いという事です。
②「スター」は参入者が増える
スターとは「イス(雇用者の数)も増え始め、参入者が増え始める」状態です。
【仕事のライフサイクル「スター」】
①の「ニッチ」の状態から、その仕事が将来的にも儲かる事が分かると、どんどん同じ仕事をする人が増えていきます。こうした仕事をする人の数が増えていくと「スター」と呼ばれる状態になります
③「ルーティンワーク」は汎用化
ルーティンワークとは「仕事が汎用化」されてくる状態です。
【仕事のライフサイクル「ルーティンワーク」】
②の「スター」状態で次々にその仕事への参入者が入ってくると、一気に仕事は汎用化されていきます。そのプロセスは誰でも出来るレベルまで分解され、再現性のある形でシステム化されていくのです。会社としては、プロセスを効率化するのはとくべてうな事で同じ仕事を誰でも出来るようにするのは必然です。こうやって今まで限られた人しかできなかったものが一気に代替可能になり③「ルーティンワーク」になっていきます。
④「消滅」は衰退
消滅は「その仕事を人が担う必要が無くなる」状態です。
【仕事のライフサイクル「消滅」】
③の「ルーティンワーク」の状態を超えると、今度は消えていく方向に進みます。何故かというと、③の人を大量に雇うという事は「代替可能な人を大量に雇っている状態」です。企業にとってこの人件費は大きいため、機械によって代替する方向に進むという事。この状態を「消滅」と言います。つまり、仕事が消滅するとは、そのファンクション(機能)が無くなるという訳ではなく、他人の担う部分が無くなるという事です。例えば、ものを運ぶ人はいなくなっても、ものを運ぶ機能は必要であり続けるという事です。
「仕事のライフサイクル」に当てはめた場合、自分がいる業界がどの位置にいて将来危ないのか?危ないのか?というのが分かってきます。
伸びている業界で働くだけで価値
①「ニッチ」や②「スター」のような伸びている状態で働くというのはそれだけで「市場価値(マーケットバリュー)」は高まります。
【伸びている業界で働くとマーケットバリューが高まる理由】
例えば、2010年から5年間はスマホゲームが爆発的に伸びました。その後スマホゲームに参入し追随する企業にとって、ニッチな状態からスマホゲームの仕事に携わっていた人間はとても価値のある人材に映ります。仮に、自分が伸びている業界の新規参入企業の人事だとしたら、同業他社で既に同じ仕事で成功を経験している人がいたらシンプルに欲しいと思うでしょう。伸びている業界で働いたことがある経験というのはそれだけ、これから立ち上げを行う企業やその中のプロジェクトには魅力的な人材になるという事です。
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衰退業界では社内政治がおこる
逆に③「ルーティンワーク末期」④「消滅」のフェーズに突入している業界では、働く人のイス取合戦が始まり社内に行きやすくなり働きづらくなります。
なぜなら、自分の「市場価値(マーケットバリュー)」が無い人は今の会社にしがみつくしかないからです。
そうなってくると、社内政治が生まれたり噂話に花が咲いたりしていきます。そうこうしているうちに自分の市場価値はどんどん下がっていきます。
自分が働く環境はどうでしょうか、マーケットが縮小し競合と利益をすり減らす値下げ競争が始まっていたり、働く人の社内に向き始めていないでしょうか。
もしそうであれば、伸びている(伸びるであろう業界)を見つけ転職して自分のマーケットバリューを高める事をおすすめします。
マーケットバリューを高める事が出来れば、その次転職する際も転職しやすくなります!
転職は今すぐしなくても良い
私自身、最初は友人の勧めで気軽な気持ちで転職エージェントの第二新卒エージェントneoに登録しました。
当時、仕事に対するやる気がなく、期待もしていませんでした。
しかし、この一歩が私の人生を大きく変えてくれました。
エージェントから企業を紹介される
最初は「自分にはオファーは来ないだろうな」と思っていましたが、現実は違いました。
担当の第二新卒エージェントneoのエージェントから早めにカウンセリングの日程調整の連絡がありました。
私は「まだ転職するか分からないし、自信がない」と伝えましたが、エージェントは「転職をするかどうかは決まっていないこと」「最終的に転職しない人もいること」を教えてくれました。
「それなら良いかな」と思い、カウンセリングに参加しました。
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今の仕事を辞められると思うと楽になる
実績はなかったため、多くの企業を紹介してもらったわけではありませんが、3社ほどの紹介を受けました。
これを知った時、「自分にも転職できる選択肢があるんだ」と思い、今の辛い状況に馬鹿馬鹿しさを感じるようになりました。
その後、他の転職エージェントにも登録し、いくつかの企業を紹介してもらいました。
単純なことですが、「他にも会社はある」ということを知っただけで、心の負担が軽くなりました。
紹介してもらえるということは、「自分は無能ではない」と思えたのです。
結果として、いつでも辞めることができるという自信が生まれ、今の仕事に対する気持ちも楽になり、もう少し頑張ろうという気持ちになりました。
その後、いくつかの面接を受け、1社から内定をもらいました。
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