新入社員時代はストレス性の要因で「胃の痛み」が発生することがあります。
それは、ストレスが原因で、血流や臓器の働きに影響を及ぼす自律神経が脳を介して疲れる事が原因です。
ストレスが原因で自律神経が乱れる事により起こる局所的な痛みはマインドフルネスの「ボディスキャン」で解消しましょう!
マインドフルネスは自律神経を整えるという事はこれまでも説明してきました。
今回紹介する「ボディスキャン」の最大の効果は「痛みに対処できる脳構造」を作るという事です。
自分が感じる身体の痛みや違和感の変化に意識を持ちながら、「ボディスキャン」をして胃の痛みを改善し新入社員時代を乗り切っててください。
それでは、本章で詳しく説明していきます。
脳→心→身体は繋がっている
ストレス性で「胃が痛む」というのは多くの人がイメージできると思います。
まずは、その仕組みについて簡単に理解しておきましょう。
【ストレスで胃が痛む原因】
ストレス性要因で胃が痛むのは「脳」→「心」→「身体」が繋がっているからです。脳の中枢にあり私たちのすべての臓器そして精神神経ともつながっているのが自律神経です。自律神経はストレスを受ける事で酸化しその機能が低下します。新入社員のように過剰にストレスを感じる時期は、脳がそれを受け取ると自律神経やホルモンを介して身体に反映されます。心と体は繋がっているからです。体のメカニズムから言うと自律神経が乱れ血液循環が悪くなり、胃腸の機能が低下して胃が痛くなるという事です。
筆者の新入社員時代の体験談
筆者は新入社員時代8月~3月まで毎日のように出社前に胃がキリキリと傷んでいました。
朝起きて、仕事の事を想像し電車で通勤、そして会社がある駅に降りる頃には胃の痛みは大きくなっていたのを覚えています。
仕事の事を考えるだけでそうなっていたのですから、上の仕組みから見ても完全にストレス性のものです。
徐々に仕事や環境にもなれ精神的に安定することで、収まりましたが、同期の中にはこれが原因で辞めていった人もいます。
今新入社員で「胃の痛み」に苦しんでいる人は、これから紹介するマインドフルネスの「ボディスキャン」で痛みをとり、自分で「自律神経を整え胃の痛みを改善する方法」を身に着け乗り越えてください。
マインドフルネスの「ボディスキャン」
【マインドフルネスのボディスキャンとは】
ボディスキャンとは「身体の感覚にフォーカス」するマインドフルネスです。マインドフルネスでは脳の状態を変化させることで、間接的に身体の問題を解決します。マインドフルネス低減法の創設者ジョンカバッドジンは「慢性の身体の痛み」「皮膚疾患」「ほてり・のぼせ」「痛みや疲れを伴う疾患」など様々な問題にマインドフルネスが有効だと1970年代から主張していおり、実際にボディスキャンを組み合わせた方法で症状が改善するスピードが3倍になるといわれています。
前帯状皮質に影響する
「ボディスキャン」(マインドフルネス自体も)では心と身体をつなぐ自律神経に対してもポジティブな作用をもたらします。
【ボディスキャンで痛みが改善する理由】
「ボディスキャン」をする事で、痛みのコントロールに関わる「前帯状皮質」や「島(脳全体のバランスを保つ)」の活動が増し、身体の感覚を司る感覚野の活動が低下します。これが「ボディスキャン」が痛みに効く短期的なメカニズムです。しかし、長期的にマインドフルネスを行うと、身体の感覚を司る感覚野の活動は増していきます。これは、痛み意識的にコントロールしようとするのではなく、痛みそのものを受け入れながら対処していくという状態に変化していくという事です。
胃の痛み以外にも効くボディスキャン
これまでの説明から察しのついている人もいると思いますが「ボディスキャン」は「肩こり」や「腰痛」「身体の怠さ」など、ストレスからくる自律神経の乱れから引き起こされるすべての痛みに効果的です。
【様々な身体の異変に効くボディスキャン】
ボディスキャンは痛みだけでなく「こり」「怠さ」のような疲労感にも効果的です。ストレスや疲労を感じる部分、例えば首が重いのであれば、そこに注意を向ける事で改善できます。その部分に注意ををむけスキャンしている最中にどんな風に感覚が変わっているのかを意識することが大切です。これは、一種の認知療法的な効果とも言えます。
「ボディスキャン」のやり方
身体に違和感・痛みがあるときに効果的な「ボディスキャン」のやり方を紹介していきます。
今まさに「胃の痛み」に悩んでいる新入社員は是非参考にしてみてください。
【ボディスキャンが効くもの】
・ストレス性の痛み
・皮膚疾患
・ホットフラッシュ
・自律神経の調整
①横たわって呼吸に注意を向ける
・横たわって目を閉じて呼吸に注意を向ける。
※椅子に座りながらでもOK
・呼吸に伴ってお腹が上下する感覚を意識する
②左足のつま先に注意を向ける
【左足のつま先に注意を向ける】
・足が靴や靴下に触れる感覚は?
・足の指が隣の指と触れ合う感覚は?
③身体をスキャンする
【身体をスキャンする】
・以下のように左足つま先から「スキャン」していく
・吸う時:息が鼻から入り、身体を通って左足つま先に吹き込まれる
・吐くとき:左足つま先にある空気が、身体を通って鼻から出ていく
④同様のプロセスを全身で
【同様のプロセスを全身で行う】
・左足つま先から左太ももへのスキャンが終わったら、右足、左右の手、頭や服などでも同様に行う
・痛みがある部分を観察し(痛みの強さ・性質の「ゆらぎ」に気づく)、その部分を同様にスキャンする
身体の感覚の変化を見逃さず、全身の中で「痛みをや違和感を感じる部分」のスキャンをしていきましょう。
疲れ痛みを脳からリフレッシュ
脳の状態は、自律神経やホルモンを介して身体に反映されます。
脳の疲労蓄積がひどくなると、身体の一部にほてりや
疲労感が生まれ、ひどいときには局所的な痛み(胃の痛み)が発生します。
マインドフルネス瞑想は、短期的な痛みの抑制だけでなく、痛みに対処できる脳構造を作るうえでも効果的です。
ストレスから胃腸の痛みを感じている新入社員は是非取り入れて下さい。
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