新入社員の悩み

半年経っても仕事ができない新卒5つの特徴【許されるのは1年目まで】

半年経っても仕事ができない新卒5つの特徴【許されるのは1年目まで】

「新卒から半年経つのに仕事ができない・・・」

「仕事ができない人の特徴ってなに?」

「いつも怒られてばかりでツラい・・・」

このような悩みを抱えていませんか?

「入社して半年も経つと仕事に慣れるころだ」と思う人も多いでしょう。

しかし、実際はまだ半人前の期間でミスも多く、一人前とはいえません。

ですから、上司や先輩は早く仕事ができるようになってほしいと思っているでしょうが、あまり焦る必要はありませんよ。

この記事では、

  • 半年経っても仕事ができない新卒の特徴
  • 「仕事ができない新卒」はいつまで許されるのか
  • 仕事が合っていないときは職場環境を変えてみる

についてお伝えしていきます。

ぜひあなたの悩みを解決するヒントにしてみてくださいね。

本記事を執筆した筆者は、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験してきました。私も就職・転職活動を多く経験しているので、参考になる情報提供ができると考えております。

半年目の新卒は仕事ができなくて当たり前?

「新卒から半年も経つのに、仕事ができない・・・」と思う人もいるのではないでしょうか。

結論、新卒から半年であれば、仕事ができなくて当たり前です。

むしろ、一部の優秀な人を除いて、半年で仕事ができるようになる人はほとんどいません。

上司や先輩も、新卒から半年は失敗やミスをするものだと考えており、気にする必要はありませんよ。

とはいえ、いつまでも仕事ができなくて当たり前の姿勢では成長もできません。

仕事ができるようになるために、半年経っても仕事ができない新卒の特徴を知っておきましょう。

半年経っても仕事ができない新卒5つの特徴

実は、仕事ができない新卒には共通の特徴があります。

  • 同じミスが多い
  • 報連相ができない
  • 時間管理ができない
  • 他人のせいにするなど、責任感がない
  • メモを取らない

意識さえ変えれば、どれも改善することができるものですね。

新卒から半年は責任の大きな仕事を任されることはありません。

したがって、基本的なことを着実に実践することで、仕事ができるようになっていきます。

さっそく、順番に解説していきますね。

同じミスが多い

新卒から半年は、まだ半人前の時期なので、ミスや失敗をすることもあるでしょう。

基本的に新卒はミスをしても問題ありません。

しかし、同じミスを繰り返すと仕事ができないと思われてしまいます。

  • 集中力に欠けていなかったか
  • チェックは忘れずに行ったか
  • 教わったやり方ではなく、自己流でやっていなかったか

上記のような振り返りを行い、ミスを分析して、同じミスをしないよう改善をしましょう。

ミスの記録をとっておくと、自分がミスをしやすい箇所がわかるようになるので効果的ですよ。

上司や先輩から見れば、せっかく教えたにもかかわらず、何度もミスをされたら快くはないでしょう。

報連相ができない

報連相とは「報告・連絡・相談」のことです。

先ほど、新卒ならミスや失敗は問題ないとお伝えしました。

なぜなら、新卒の仕事はミスをする想定となっており、上司や先輩がフォローをする仕組みだからです。

したがって、報連相を行って自分の仕事を上司や先輩に共有しておくことが新卒にとっては大切な仕事になります。

報連相にはコツがあり、具体的には下記のようなものです。

  • 結論から伝える
  • ミスやトラブルはすぐに報告する
  • 相手にわかりやすく伝える
  • 相談するときは内容を整理してから
  • 自分の意見を述べる

上司や先輩は新卒が、

  • なにを考えているのか
  • どういった業務をしているのか
  • 任せた仕事がどうなっているのか

がわからないときにストレスや不安を覚えるものです。

仕事ができるようになるために、報連相を徹底してみてくださいね。しっかり報連相ができることだけで、他の人とかなり差をつけることができます。それだけ、しっかりできている人が少ないんですよね

時間管理ができない

社会人は時間や納期を守らなければ信頼を失い、仕事ができない人と思われます。

時間管理ができない原因として、

  • 優先順位がつけられない
  • スケジュールの逆算ができない
  • 時間や納期の大切さがわかっていない

上記などが考えられるでしょう。

仕事は社内と社外を問わず、多くの人が関わって進んでいるものです。

自分の仕事が遅れると全体に影響が出てしまうので、仕事の全体像を理解して、時間を守るようにしましょう。

もし仕事が遅れそうなときは、すぐに上司や先輩に報連相ですよ。

新卒から半年は自分一人でスケジュールを立てることが難しいと思うので、先輩に仕事内容を共有して手伝ってもらうとよいです。

時間を守ることは社会人の基本ですので、スケジュール管理は必ず行ってくださいね。

他人のせいにするなど、責任感がない

仕事のミスを他人のせいにしてしまう人は責任感がなく、仕事ができない傾向にあります。

  • 上司に怒られたくない
  • 同僚にミスを知られたくない
  • ミスを対処するのが面倒だ

上記のように考えているのではないでしょうか。

しかし、新卒はミスをして当たり前と上司や先輩は考えているので、気にしないでOK。

ミスをしたことよりも、それを素直に認めて、謙虚に対応することがなにより大切です。

ミスを誰かのせいにしてしまうと、自分で改善策を取ることがなくなるので、同じミスを繰り返すことになります。「ミスの原因は自分にある」と考えることで成長につながり、仕事ができるようになっていきますよ!

メモを取らない

新卒はわからないことばかりですよね。

あなたは、上司や先輩が仕事を教えてくれてるときにメモは取れていますか?

  • メモは時間がかかるし面倒
  • メモを取るだけ無駄
  • 聞いて覚えた方が効率的

メモを取らない人はこのように思うかもしれません。

しかし、メモを取ることはとても大切で、下記のようなメリットがあります。

教わったことを忘れても、メモを見返すことができる

一度覚えたことでも時間が経つと忘れていくので、読み返すことで記憶に定着させることができます。

上司や先輩に何度も同じことを聞く必要がなくなり、信頼にもつながります。

メモを取るときに、自分の理解度がわかる

教わっていることを整理しながらでないと、メモはうまく取れません。

したがって、メモを取ることで理解できたことや、わからないことを把握することができるようになります。

メモがうまく取れないときはもう一度教えてもらい、理解できるようにしましょう。

上司や先輩に信頼してもらえる

メモを取ることで、上司や先輩に「自分の話を真面目に聞いてくれているな」と安心感を与えることができます。

「仕事ができる新卒」という印象を与え、信頼してもらえるようになります。

「仕事ができない新卒」が許されるのはいつまで?

新卒から半年は社会人になってから間もなく、マナーや仕事内容も身についていなくても仕方ありません。

しかし、半年も経てば同期の中で、仕事のできる・できないの差が出てくるころ。

「いつまでに仕事ができるようになればよいのだろう」と不安になる人も多いんではないでしょうか?筆者自身も、自分のレベルはこれぐらいで良いのかと自問自答した日々を覚えています。

結論、1年目まで

「新卒だから仕事ができない」が許されるのは1年目まででしょう。

一般的に新卒とは「卒業後3年まで」と厚生労働省が定めています。

しかし、会社では入社して2年目になると後輩が入ってくるので、新卒期間を1年間としていることが多いです。

したがって、2年目になると後輩の教育係を任されるので「新卒だから仕事ができない」が通用するのは1年目までとされます。

遅くても2年目になるまでに仕事ができるようになればOKですね。

新卒の特権を活かして失敗しよう

仕事ができるようになるために、新卒の特権をフル活用していきましょう。

例えば、下記の特権があります。

  • ミスや失敗をしても許される
  • わからないことは質問できる
  • 責任の大きい仕事がないので、プレッシャーが少ない
  • 結果より、成長やプロセスを評価してもらえる
  • 上司や先輩に気にかけてもらえる

仕事を着実に覚える時間とチャレンジできる環境があるので、新卒期間を有意義に過ごすことで、仕事ができるようになりますよ。

仕事が合っていないときは職場環境を変えてみる

新卒から半年も経てば、今の仕事が自分に合っているかがわかってくるでしょう。

  • 2年目になっても、仕事ができるようになっている自信がない
  • 教わったことが頭に入ってこない
  • 注意していても同じミスを繰り返す

人間には向き不向きがあるので、真剣に取り組んでも仕事ができないようなら、思い切って職場環境を変えるという選択肢もあります。私自身もそうでしたが、大事な若い期間なので、早めの選択の方が良い場合もあります。

異動や担当業務変更の希望をだしてみる

今の会社内で環境を変える方法です。

まずは、今の会社や配属先にどのような仕事があるか調べてみましょう。

興味のある部門や今より適性のありそうな業務があれば、上司や先輩に「異動や担当業務の変更がしたい」と相談をすればOK。

もし、相談をしづらい場合は人事部門に直接伝えてもよいでしょう。

大手企業であれば、さまざまな部門があるので、自分に適した仕事が見つかるかもしれませんよ。

しかし、異動などが希望通りにいかない職場も少なくないでしょう。そんなときは、次にお伝えする方法を試してみてください。

転職エージェントに相談してみる

そもそも、今の会社が合っていないと思うときは転職をすることをおすすめします。

しかし、

  • でも転職活動の進め方がいいかわからない
  • 自分に合っている仕事がわからない
  • 時間がなくて、転職活動をする時間がない

このような方もいるのではないでしょうか。

そこで、転職エージェントを活用してみましょう。

プロのアドバイザーから、下記サービスを無料で受けることができます。

  • キャリアの相談
  • 非公開求人を紹介
  • 企業とのスケジュール調整
  • 履歴書と職務経歴書の添削
  • 面接対策

新卒から半年であれば、第二新卒枠で転職活動ができるので、未経験職種や異業種でも採用してもらえる確率が高いでしょう。

筆者もこれまで数10社以上の転職サービスに登録をしてきました。実際に転職をする・しないは相談してから考えればよいので、まずは自分に合う仕事を探そう、くらいで利用してみてくださいね。

【2022年度・イチオシ転職・就職サービス】

ハタラクティブ
⇒スマホ面談で適職が分かるサービスを提供。最短2週間で内定!マンツーマンサポートもあり。未経験OK、スキルや経歴に自信がない人にオススメ。

DODA(デューダ)
国内最大級の求人数、丁寧で親身なサポートを受けたい人向け。80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。とりあえず、大手で安心なので登録しておくべき一社です。

10代〜20代向け就職エージェント「UZUZ」
⇒ブラック企業を徹底排除した企業紹介をしてもらいたい人向け。内定率86%以上、入社後半年の定着度95%と高い実績を誇っています。

JAC Recruitment
⇒大企業・外資系企業での転職を目指したい、ハイクラス・ミドルクラス向け。グローバルな環境に挑戦したい方には、まずは登録をおすすめします一社。

リクルートが運営、既卒・第二新卒に強い「就職Shop」
⇒経験の少ない20代を手厚くサポート。社会人未経験の方でも登録可能です。書類選考で落とされることのない企業を紹介していただけます。 

無能だった私の転職活動の体験談

私自身も友達に誘われて、気軽な気持ちで初めは転職エージェントに登録しました。

友達に誘われてという点が、かっこ悪い気がしますが、まず20代の転職に特化した大手転職エージェントのハタラクティブに登録してみたんです。

特にハタラクティブにした意味はなく、20代や第二新卒に特化していたから。 無気力に陥ってどうでもよいと思っていたので、そこまで最初は期待していなかったのですが、これが私を大きく変えてくれます。

やる気はなかったですけど、どうせやるならという事でプロフィールは出来る限り丁寧に書いて登録しました。

エージェントから企業を紹介される

「どうせ、オファーなんて、自分には来ないだろうな」と思っていたのですが、現実は違いました。 ハタラクティブに登録すると、割と早めに担当となるエージェントからカウンセリング日程調整の連絡が来ます。

この時に、「まだ転職するか分からないし自信がない」と伝えたところ、多くの人が転職すると決めていない事、最終的に転職しない人もいるという事を教えてもらい「それだったら良いかな」ということでカウンセリングに参加しました。

この時に、担当者に「今の会社で上手くいっていない事」「自分に合う会社があれば転職もあり」という事を伝えたところ、すぐに合いそうな会社をピックアップして紹介してくれたのです。

今の仕事を辞められると思うと楽になる

実績があるわけではなかったので、多くの企業を紹介してもらった訳ではないんですが、すぐに3社ほどおススメされました。

どれも、今の会社か同じくらいのところでしたが「自分も転職できる企業あるんだ」と思うと、今辛くなりながら働いているのが馬鹿馬鹿しくなってきたんです。

その後、もっと転職できるのかを知りたくなってハタラクティブ以外の転職エージェントにも登録したところ、どこもいくつかの企業を紹介してくれました。

物凄く単純だったのですが、「今の会社がダメでも他にも会社はある」ということを知っただけで、凄く気持ちが楽になったんです。 紹介してくれるということは、無能とかあんまり関係ないと思えたんですね。 結果として、いつ辞めても良いやと思うことで、急に今の仕事への気持ちが楽になって、もう少し頑張ろうという気持ちになれたんです。
この中から数社実際に面接を受けて1社内定をもらいました。実際その時は行かずに仕事を継続したのですが、「選択肢」が増えた事で自信が付いたのを覚えてます。

関連:転職できないのはスキルがないから?成功につなげるスキルアップ方法

まとめ:1年目は仕事ができなくてOK

これまで、

  • 半年経っても仕事ができない新卒の特徴
  • 仕事ができなくても許されるのは1年目まで
  • 仕事が合わないときは職場環境を変える

上記をお伝えしてきました。

新卒から半年であれば、仕事ができなくて当たり前なので、不安に思う必要はありませんよ。

まずは新卒の特権をフル活用して、今の仕事に謙虚に取り組みましょう。

もし、今の仕事や職場環境が合っていない、別の仕事をしてみたい、と思ったら転職エージェントに相談してみてください。

相談をしたとしても、必ず転職をする必要はないので、まずは気軽に利用してみてください。あなたも知らなかった自分の適性や魅力的な職場が見つかるかもしれません。失敗を恐れずに様々なことにチャレンジして、有意義な新卒期間を過ごしてくださいね。

 

ABOUT ME
転職クエスト編集部
新卒で入った企業を短期間で退職。無能だった私でも転職してからキャリアアップができました。現在、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験。