新入社員の転職

転職できないのはスキルがないから?成功につなげるスキルアップ方法

転職できないのはスキルがないから?成功につなげるスキルアップ方法

「転職ができないのはスキルがないから?」
「どのようなスキルが求められているのか?」
「転職成功の可能性を上げるために、身に付けた方がよいスキルは?」

このような悩みを抱えていませんか?

私も転職が中々決まらずに、スキルアップを真剣に考えた時期があるので、気持ちは非常に理解できます。

結論を言えば、企業が求めているのは業務経験で身についたスキルです。例えばWordやExcelなどの、個人で勉強して身に付けられるスキルがないから転職できないわけではありません。

転職の場合、企業は業務での実績とあなたの人間性を最重視して採否を判断します。

転職活動中にどんなに立派なスキルを取得しても、転職したらゼロから仕事を覚える必要があります。

応募資格に記載してある必須スキルを除いて、スキルはあくまでプラスアルファの位置づけで、大切なのは面接のアピール内容です。

本記事はスキルに自信がない人が転職に成功するためのポイントを解説するだけでなく、採用時に評価されるスキルや資格を紹介します。

内容を参考にしていただき、現状を変える手助けにしていただければ幸いです。

筆者はベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験してきました。私も就活や転職活動でとても苦労しましたので、少しでも参考になる情報提供ができればとブログを執筆しています。

実務経験やスキルが少ない人が転職活動中に意識すべき7つ

過去の経歴は変えられないので、実務経験やスキルが少ない人は転職活動に対する意識と戦略を工夫して内定を勝ち取りましょう。

ここでは、内定を獲得するために確実に意識しておきたいポイントを7つ厳選して紹介します。

転職活動に何となく行き詰まりを感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1人で転職活動しない

一人転職

1人で転職活動をするのは、止めましょう。

実務経験やスキルが少ない人は、内定を獲得するのが難しく精神的にキツイからです。不採用が続き、精神的に参っていると気持ちが焦ります。

焦りから、採用されやすい大量募集を繰り返しているブラック企業に入社してしまう可能性もあります。

転職活動中は、悩みを相談できる環境を見つけることが大切です。おすすめは、プロの転職エージェントへの登録です。

転職エージェントに相談すれば、転職活動中の悩みを親身に聞いてくれ、どのようにすれば、上手くいっていない転職活動を軌道修正できるか適切なアドバイスをくれます。

転職エージェントは多くの登録者を抱えているので、転職希望者の共通の悩みは理解しています。精神的な支えになるだけではなく、転職のプロの視点から内定を大きく後押ししてくれるでしょう。

高望みしない

新卒の就職活動ならまだしも、転職活動ではあまり高望みはしない方がよいです。

新卒はポテンシャル重視なので、学業の成績が多少劣っていても、有名企業に採用される場合はあります。しかし、転職活動はこれまでの実績を中心に判断されるので、市場価値に見合わない企業に応募しても採用される可能性は低いです。

転職活動が上手く行かない人ほど、高望みをしている傾向があります。

面接以上に経歴を重視する書類選考で不採用が続くようであれば、受ける会社を再考した方がよいです。

市場価値を分析した上で、応募数を増やす

市場価値分析

がむしゃらに受けるのではなく、しっかり市場価値を把握した上で応募数はある程度増やしましょう。

いくら企業が求めるスキルや実績にマッチしていても、他の応募者との競争に負ければ不採用になる可能性は十分にあります。

市場価値は転職エージェントのキャリア相談を利用すると正確に把握できます。もちろん、無料ですので気軽に相談できることがメリットです。

無料のキャリア相談もあるので、より詳細にキャリアプランを相談したければそちらを検討してみましょう。

【おすすめキャリア相談】

  • キャリート:あなたに寄り添うキャリアコーチングサービス【キャリート】
  • 【coachee】:あなたのキャリアの悩みに応える専門コーチが複数いるキャリア相談プラットフォーム
  • キャリアアップコーチング:自己分析、戦略設計、行動までのサポート・支援するキャリアコーチングサービス 

また、市場価値の把握は市場価値診断ツールを利用すれば自分でも手軽に行えます。

おすすめの市場価値診断ツール : 

ミイダス

年収診断だけではなく、コンピテンシーやパーソナリティ診断ができるのでおすすめです。登録したあなたの経歴やスキルを求める企業から直接オファーが届くので、効率良く転職活動を進めることができます。

DODA(デューダ)

DODAは年収査定の他、人気企業の合格診断、自己PR発掘診断、キャリアタイプ診断など、さまざまな診断が無料で受けられます。

年収査定にいたっては、186万人にもおよぶ転職者ビッグデータから機会学習を使い高精度で算出しているので、かなり正確に市場価値を把握できるでしょう。

1社1社の選考をしっかり準備して臨む

面接準備

応募数を増やすと、1社1社に対する対策が雑になりがちです。

いくら応募数を増やして面接の機会を得ても、肝心のアピールが上手く行かなければ内定は獲得することができません。

1社1社の選考は、以下の点に注意して準備しましょう。

  • なぜ、多くの同業他社の中から敢えて応募先企業を受けたかを明確にする
  • 入社してどのように貢献できるかを、応募先企業に合わせてより具体的にする
  • 入社後、3年後、5年後の目標を明確にする
  • 応募先企業のサービスや製品を詳しく調べる(実際に使用するのも有り)

これらの内容をしっかり準備しておけば、面接でどのような質問が飛んできてもスムーズに答えることができます。

転職に成功している人ほど準備には、相当な時間をかけています。大変だとは思いますが、1社1社丁寧に準備しましょう。

転職活動をしながら自分の弱点を補う努力を

転職活動をしながらスキルアップを考える時は、自分のスキル的な弱点を補うことを意識しましょう。

転職活動中に選考を有利にするために、何も考えずに資格を取ろうとする人がいます。資格を取得してもマイナスにはなりませんが、その資格は仕事で本当に役立つでしょうか?

会社は取得必須の資格を除いては、資格取得はスキルアップに対するモチベーションととらえます。

つまり、なぜその資格をとろうと思ったのか背景を説明できることが大切です。弱点を補う意識でスキルアップに取り組めば、実務でいかせます。応募先企業にもしっかり取得理由や背景を説明することで、評価につながります。

30~40代で管理の経験が少なければ、マネジメント系の資格を取得して経験不足を補う。

20代でITスキルが弱ければ、IT関連の資格を取得してスキルをアピール。

このような感じで、弱点を補うためのスキルアップに取り組めば、結果的に企業から前向きな姿勢を評価されます。

少しでも実績をつける努力を

転職活動中に下手な資格を1つ取るよりも、少しでも実務経験や実績を積んだ方が就職には有利です。

もし時間とスキルがあれば、クラウドソーシングサイトなどで案件に取り組み、少しでも実績を上げる努力をしましょう。

転職活動をしながら、案件に取り組んでいますとアピールできれば、間違いなく採用にはプラスに働きます。

人によって副業を行うのは難しい場合がありますが、スキルや実績の少なさを補う上では、最も適しています。

20代であれば正社員にこだわらない

20代

年齢的にあまり余裕がない30代以降は、正社員狙いでいくのをおすすめします。

しかし、まだ転職のチャンスがある20代は、就職活動が長引いてブランク期間が付くよりも、とにかく実務経験を積んで転職した方が将来的に希望の会社に入社できます

また、難易度は高いですが、業務委託(フリーランス)で働く方法もあります。

一定のスキルや実務経験がないと仕事を受注できないリスクはありますが、実績を作る上では非常に有効です。

業務委託(フリーランス)は、働く時間や仕事の量を自分で選べるため、転職活動をしながらでも行えるメリットもあります。

ブランク期間がつきすぎると、派遣や契約社員など非正規雇用も受からなくなるので、できるだけ早めに決断した方がよいです。

30代以降でもあまりにもブランク期間が長くなりそうな場合は、転職エージェントと要相談で正社員以外を受けてみてもよいでしょう。

筆者もこれまで数10社以上の転職サービスに登録をしてきました。実際に転職をする・しないは相談してから考えればよいので、まずは自分に合う仕事を探そう、くらいで利用してみてくださいね。

【2022年度・イチオシ転職・就職サービス】

ハタラクティブ
⇒スマホ面談で適職が分かるサービスを提供。最短2週間で内定!マンツーマンサポートもあり。未経験OK、スキルや経歴に自信がない人にオススメ。

DODA(デューダ)
国内最大級の求人数、丁寧で親身なサポートを受けたい人向け。80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。とりあえず、大手で安心なので登録しておくべき一社です。

10代〜20代向け就職エージェント「UZUZ」
⇒ブラック企業を徹底排除した企業紹介をしてもらいたい人向け。内定率86%以上、入社後半年の定着度95%と高い実績を誇っています。

JAC Recruitment
⇒大企業・外資系企業での転職を目指したい、ハイクラス・ミドルクラス向け。グローバルな環境に挑戦したい方には、まずは登録をおすすめします一社。

リクルートが運営、既卒・第二新卒に強い「就職Shop」
⇒経験の少ない20代を手厚くサポート。社会人未経験の方でも登録可能です。書類選考で落とされることのない企業を紹介していただけます。 

こんな人は転職できない3選!スキルがない以前の問題

ここまでの説明で、転職活動に対する意識や戦略の工夫が大切であり、スキルはその上で活きてくることは理解できたと思います。

しかし、転職活動の取組み方をいくら変えても、基本的なことができずに採用につながっていないケースもあります。

経歴やスキルに問題なく書類選考は通るのに、なぜか面接で落ちてしまう人はこれから説明する内容をぜひ参考にしてみてください。

面接時の服装や受け答えから明らかに常識が感じられない

面接 服装

面接時の服装や受け答えには十分に注意しましょう。

明らかに常識がないと判断されると、トラブルメーカーになる可能性があるので、どこの会社からも警戒されます。

場に相応しく清潔感がある服装・適切な言葉遣い

社会人として基本的なことができていないと、どこの会社も採用は厳しいでしょう。

自分では大丈夫だと思っていても、気付いていない場合もあるので、転職エージェントなど第三者にチェックしてもらいましょう。

年齢とスキルのバランスが明らかに悪い

年齢とスキルのバランスが明らかに悪いと、内定を獲得するのは難しいです。

後ほど説明しますが、年齢によって求められるスキルは異なります。

30代や40代が20代と同じ感覚で選考に臨めば、もちろん失敗します。

少しぐらい劣っているなら、面接時のアピール次第で挽回はできます。

しかし、明らかに自分の市場価値に合わない企業を受け続けても、採用に至らない可能性が高いです。

どうしても不採用が続くようであれば、軌道修正を図る意味でも自分1人で抱え込まずに転職エージェントに相談しましょう。

その上で、目標を下げたり受ける職種を変えたりなど、何かしらの対策は必要です。

参考:2022年おすすめ転職エージェントを紹介!比較7選!

キャリアアップとしてのステップアップとして考えている

キャリア ステップアップ

転職をキャリアアップのステップアップと考えている人も、内定を獲得するのは難しいです。

応募先企業は長い期間活躍してくれることを前提で人材を募集しています。

転職活動をしている人の中には、とりあえず数年間の実務経験を積んで、別の希望の会社に転職しようとする人がいます。

考え方自体は否定はしませんが、そのような意識では、選考の過程で応募先企業に対する想いは伝わりません。

必ず応募先企業に入社したいという想いが応募書類や面接であらわれず、希望職種の実績さえ積めれば、どこの会社でもよいと判断されてしまいます。

特に志望動機がどこの会社でも通じるものや短絡的な場合などは、すぐに辞めてしまうと思われます。

使い回しの書類やネットで調べたような志望動機は、採用担当者は確実に見抜くでしょう。

転職をあくまでステップアップと考えるのではなく、応募先企業に本気で入社したい意思を示しましょう。

会社に貢献する意思がなく、仕事を教えてもらう受け身姿勢が強い

20代の若手に多いのですが、仕事を教えてもらう受け身な姿勢が見える人は転職活動においては確実にマイナスです。

当然ですが、会社は採用するメリットがなければ内定は出しません。

受け身な姿勢が強ければ、入社後に仕事で結果を出せる見込みがないため、採用対象からは除外されるでしょう。

私が実際に転職エージェントに聞いた話しだと、以下の受け答えは避けた方が無難でしょう。

  • 面接で志望企業の魅力を質問して、「研修が整っている」
  • 入社してすぐの仕事への取組み方を質問して、「1年目は学ばせてもらう」

質問に対してこのように答えてしまうと、会社に貢献する意識が感じられずマイナスになるので注意が必要です。

転職活動の不採用理由で、業務に対する意欲や入社後の成長性が見込めないという理由は非常に多いので、スキル以上に大切なポイントと言えます。

転職で求められるスキルを年代別に紹介

ここで紹介するスキルは、自己学習をして身に付けられるスキルではありません。

業務経験の中で身に付いていると望ましい年代別のスキルです。繰り返しますが、会社はこれまでの業務での実績と人間性を中心に採否を決めます。

勉強して身に付けたスキルは大切ですが、転職活動はあくまでも実績重視です。

企業はこれまでの業務経験や面接中のやり取りの中で、これから紹介するスキルが身に付いているかを確認していきます。

20代は意欲とポテンシャル、社会人スキル

20代は結果よりも、どちらかといえば過程を重視。

仕事への取組み方、他の社員との関わり方を、結果を出すために、どのように工夫してきたかを確認されます。

その中で仕事に対する意欲と、今後しっかり活躍してくれそうなポテンシャルを持った人材かを見極めます。

20代は現状のスキルを問うよりも、ゼロから仕事を覚えていくので、素直で地頭がよい人材は重宝されるでしょう。

また社会人スキルがあり、社内外の社員と良好な関係を築けるかも重要です。

30代は即戦力になるスキルとマネジメントスキル

30代 即戦力

30代は応募する職種で即戦力になるスキルが必要です。

30代前半であれば、未経験でも採用される可能性はありますが、30代中盤以降から未経験転職は一気に難易度が上がります。

30代以降で内定を勝ち取るには、応募先企業の業務内容をよく調べて、これまでの経験をいかし、どのように貢献できるかのアピールにかかっています。

また、部下の指導や管理をする機会も増えるので、マネジメントの知識や実務経験は有利です。

30代は即戦力+マネジメントスキルがあれば、望ましいと言えます。

40代はより高度な専門スキルとマネジメントの実績

40代は30代以上に、周囲をリードして業務を進めなければいけません。

そのため、より高度な専門スキルが求められますし、マネジメントの豊富な実績も必要です。

これまで技術者としてキャリアを歩んできた方は専門スキルを中心に求められますが、マネジメントスキルまで身に付いていれば活躍の場は広がるでしょう。

この年代になると、ポジションが上がり経営に携わる機会も増えるので、経営スキルや組織マネジメントスキルを身に付けていれば重宝されます。

また、部下を持ちチームを管理した経験だけではなく、長期間に渡って部下を育てた人材育成の実績も同様に評価されます。

30代、40代の異業種への転職はポータブルスキルが必要

ポータブルスキル

30代以降は、同職種・同業種の転職以外は難しいと思われがちですが、ポータブルスキルがあれば異業種への転職でも十分に評価されます。

ポータブルスキルはこれまでの業務で身に付けたスキルだけでなく、幅広い業界や職種でいかしていけるスキル。

例えば、論理的思考力、問題解決能力、交渉力、プレゼンスキルなどが該当します。

採用側の企業は、採用条件にピッタリ当てはまるスキルを持った人材を見つけるのは難しいです。その点、ポータブルスキルは幅広い業界や職種で通じるので、持っていれば持っているほど他のスキルに比べて確実に評価につながります。

ポータブルスキルは実際の仕事をして見ないとはっきり伝わらないので、いかに書類や面接で過去の実績や経験と紐付けて上手くアピールできるかが重要です。

20代に比べて、社会人として長く働いている30代・40代は、即戦力をアピールする意味で最大の武器と言えます。

主な転職理由を年代別に紹介

厚生労働省が行った令和2年雇用動向調査結果の概要をもとに、各年代の主な退職理由を紹介します。

他の転職希望者が、どのような悩みから転職活動をスタートしたかを把握して、自分自身の今の状況と照らし合わせてみてください。

その上で、本当に転職すべきかを判断してもよいかもしれません。

20代は人間関係の悪さと給与面の低さ

人間関係 退職理由

20代は職場の人間関係と給与面の低さに悩んで退職している人が多い結果。

20代は会社の中では若手ですので、色々な年代の社員に気遣いをしながら働く必要があるので、対人関係が苦手な人は精神的な負担が大きく退職につながるケースが多いです。

給与面に関しては、入社時に聞いていた条件と違ったり、昇給せず低賃金のままだったりした場合に、若いうちに条件のよい会社に転職したいと思っている人はかなり多い傾向です。

30代は人間関係と会社の将来性に対する不安

30代は業務や家庭環境、プライベートに関して変化が出てくる年代。

職場では20代では経験しない管理的な業務が多くなり、人間関係がより複雑になります。要するに、どの年代ともコミュニケーションを円滑にとれる、器用さが求められる年代とも言えます。

人間関係が得意ではなく、ストレスをためてしまいやすい人は、置かれた環境によって転職したい気持ちが出てきてもおかしくありません。

また、30代は結婚や出産などがあり、家庭を守っていかなければならない責任から20代よりも会社の将来性が気になってくる年代です。

40代は給与面の低さ

40代 給与 退職理由

40代前半も後半も、給与面の低さが転職理由のトップ。

両親の介護や医療費、子供の教育費など、40代以降は非常にお金がかかります。

20代、30代に比べて、より給与面を重視しなければいけない年代と言えます。

参考サイト :
厚生労働省の調査からみる離職者の離職理由 | 労務ドットコム (roumu.com)

令和2年雇用動向調査結果の概要|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

転職の成功のために自己学習したいおすすめスキル

自己学習して身につけたスキルは、採用の決め手にはなりません。

しかし、なぜスキルを取得しようと思ったかの動機をしっかりアピールできれば前向きな姿勢を伝えることができます。

1つの求人には、多くの応募者が殺到します。面接で同じぐらいの評価であれば、(評価される)スキルを1つでも多く取得している人が有利です。

ここでは、転職成功のために自己学習して身につけておきたい、おすすめのスキルを紹介します。

20代~30代前半であれば、実務未経験でもITエンジ二アになれる

エンジニア 自己学習

簡単ではありませんが、20代~30代前半までであれば、スクールなどでITスキルを学習した後にエンジニアを目指せば、実務未経験でも就職できる可能性はあります。

経済産業省が発表した調査によると、2030年までにIT人材は79万人不足すると言われています。IT人材供給に関する調査

ただし人材不足とはいっても、実務未経験者にも一定のスキルが求められるので、転職できる可能性が高い20代でも完全未経験の状態では受かりません。最低限、ITスキルの取得と成果物(ポートフォリオ)の作成は必要です。

質の高いポートフォリオを作成する目的と、独学の最大のリスクである挫折を防ぐため、スクールに通って学んでいる人はたくさんいます。

また、30代中盤以降の転職も無理ではありませんが、かなり選考は厳しいので余程の覚悟と経済的な余裕がなければ避けた方がよいでしょう。そもそも、求人募集は35歳以下を求めるものが圧倒的に多いです。

ITエンジニアはプログラマーだけではなく、インフラエンジニアやテストエンジニアなど、さまざまあり、未経験からの転職のしやすさも異なります。

どの職種でもしっかりスキルを磨けば、十分に転職できる可能性がありますので、興味があれば検討してみてください。

【転職の武器なるおすすめ】

【LIBERTY ENGLISH】
⇒実績となる英語の勉強

0円スクール
⇒未経験から最短3ヶ月でITエンジニアになれる現場を想定したカリキュラムを0円で提供 

30代以降はマネジメント系の資格を取得すればプラスに働く

30代は業務経験+マネジメントスキルが求められます。30代以上でマネジメントの経験が少ない人は、スキルを補う意味でもマネジメント系の資格を取得してみてはいかがでしょうか?

マネジメントの実務が未経験の場合は、マネジメントに関する体系的な知識を保有していることの証明もできます。

自分の弱いスキルは、積極的に取得していきましょう。

【おすすめのマネジメント系の資格】

ビジネスマネージャー検定

管理職やマネジャーが身に付けておくべきマネジメントの知識を問う試験。

取得して直に転職にはつながりませんが、体系的に知識を学べるので基礎力を証明できる位置づけです。

合格率も40%〜50%で難易度もさほど高くはないので、転職活動をしながらでも手軽に狙えるメリットがあります。試験は自宅やオフィス(IBT)で受けられるので、時間の融通も効きます。

難しい資格をとって時間を浪費するよりも、比較的取得しやすい資格で効率的にアピールするのも一つの方法です。

PMP

ITのマネジメント系の資格で、プロジェクト管理のスケジュール調整や人材管理、コスト管理などのスキルが問われる資格です。

PMP受験のためには、受験資格を満たす実務経験が必要であり、決められた研修も受けなければいけません。

したがって、受験資格が厳しいので、取得までのハードルが高い資格と言えます。

その代わり、受験資格を満たしさえすれば合格率は60%以上というデータがあるので、試験自体はそれほど難しくないので取得のチャンスはあります。

転職サイト@typeに記載されている転職に美味しい資格では、転職お役立ち度で高い評価を受けるなど、取得する価値は大きい資格です。

参考:転職に美味しい資格「PMP」|転職ならtype

また、PMPを取得したおかけで転職が有利になった事例もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:PMPのお陰で転職成功。PMPの資格の威力を感じた2021年 (lowstresslife.org)

プロジェクトマネジメントの実務経験が3年程度あり、応募先企業に客観的なスキルを証明したい人にはおすすめの資格です。

他には、ITストラテジストシステム監査技術者ITサービスマネージャーなども、マネジメント寄りのスキルを証明できる資格ですので、合わせて参考にしてみてください。

中小企業診断士

経営の診断・助言に関して、一定のスキルを有しているか判定する資格です。

30代・40代以上で、自社マネジメント・企業経営に携わる機会がある場合は有利。

ただし、難易度が高く受験までに最低1年間程度の学習期間が必要と言われています。

取得を考える場合、退職する前に計画的に学習を進める必要があります。

経済学、経営戦略、人事、マーケティング、IT、財務・会計など、ビジネスに役立つ幅広い分野を学べるので、取得すれば他の応募者と差別化できます。

迷ったら、幅広い業界や職種で使えるスキルを学習すれば一定の評価は得られる

先に紹介したポータブルスキルに自信がない方は、それを補う意味でも自己学習で業界や職種を問わず幅広く使える資格を取得してみてはどうでしょうか?

企業が求職者に取得してほしい資格として、日商簿記2級・3級、TOEIC、MOS辺りは常に上位にありますので、取得しておいて損はないです。

繰り返しますが、スキルを取得する時は動機が大切。

自分が身につけていないスキル、取得することで会社への貢献につながるスキルを集中して学習しましょう。

コミュニケーションスキルは必須!転職エージェントに確認してもらう

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは必須です。

転職活動や普段の業務を円滑に進めるための、基本的なスキルと言えます。

コミュニケーションスキルは、自分では自信があってもできていない場合がありますので、第三者にしっかり指摘してもらえる環境を見つけることが大切です。

転職エージェントに依頼すれば模擬面接を実施してくれるだけではなく、詳細なフィードバックをくれるので自身のコミュニケーションスキルを向上させるには有利です。

客観的な現在の自分の位置や市場価値を判定してもらうという意味でも、転職エージェントへの相談を強くおすすめします。

筆者もこれまで数10社以上の転職サービスに登録をしてきました。実際に転職をする・しないは相談してから考えればよいので、まずは自分に合う仕事を探そう、くらいで利用してみてくださいね。

【2022年度・イチオシ転職・就職サービス】

ハタラクティブ
⇒スマホ面談で適職が分かるサービスを提供。最短2週間で内定!マンツーマンサポートもあり。未経験OK、スキルや経歴に自信がない人にオススメ。

DODA(デューダ)
国内最大級の求人数、丁寧で親身なサポートを受けたい人向け。80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。とりあえず、大手で安心なので登録しておくべき一社です。

10代〜20代向け就職エージェント「UZUZ」
⇒ブラック企業を徹底排除した企業紹介をしてもらいたい人向け。内定率86%以上、入社後半年の定着度95%と高い実績を誇っています。

JAC Recruitment
⇒大企業・外資系企業での転職を目指したい、ハイクラス・ミドルクラス向け。グローバルな環境に挑戦したい方には、まずは登録をおすすめします一社。

リクルートが運営、既卒・第二新卒に強い「就職Shop」
⇒経験の少ない20代を手厚くサポート。社会人未経験の方でも登録可能です。書類選考で落とされることのない企業を紹介していただけます。

 

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