疲労解消の知識

「なんとなく疲れた」と感じる新入社員はその感覚を見逃さないように!疲労と向き合おう!

暇すぎてなんとなく疲れてる

「なんとなく疲れた」と感じる事は知らずのうちにストレスを感じている多くの新入社員にあると思います。

その「なんとなく」という感覚は脳が発している危険信号ですので見逃さず疲労対策をしましょう!

なんとなく疲れてる

「なんとなく」という感覚は「第六感」が感じているものです。「第六感」とは、自身が感じている何かを感覚として受け取っているといって良いでしょう。

その感覚の正体は確実に存在していますので無視し続けると「大きくなって」自分を苦しめる事になります。

今回は、「なんとなく疲れ」が自律神経細胞が傷つくことで発せられる「第六感」であるという事について紹介していきます。

最後に、「なんとなく疲れた」の対処法を紹介していきますので是非参考にしてみてください。

※この記事の内容は東京疲労・睡眠クリニック院長で脳疲労の専門家梶本修身先生の「誰でも簡単に疲れをスッキリ取る方法」を参考に書かせていただいています。ぜひ気になる方はリンクからご確認ください。

【誰でも簡単に疲れをスッキリ取る方法】著 疲労回復専門医 梶本修身

疲れは自律神経が発している危険信号

自律神経の疲れ

「なんとなく今日はバスに乗りたくないな」

「会社に行きたくないな」

「何だか、今日は駅の階段を上るのが辛いな」

といった感覚は無意識の中で体が発する疲れの危険信号であることが多いです。

疲れの仕組みは脳疲労

疲れが無意識の中で体が発する危険信号であるという事を知るために疲労のメカニズムを脳疲労から見ていきましょう。

【疲れは脳疲労が原因】
私たちのすべての疲れの原因「脳疲労」です。「脳疲労」とは脳内にある私たちの生命活動を維持している自律神経中枢酸化ストレス(酸素によって錆びる事)によって傷つくことで起こります。取り込みすぎた活性酸素により酸化(錆び)された自律神経細胞はその機能が低下し、私たちに「これ以上頑張ると危険」と伝えます。その情報を脳が「疲れた」と書き換えて私たちに伝達することで「疲労」を感じるのです。

なんとなくは自律神経からのメッセージ

すべての疲れは「脳疲労」(自律神経の機能低下)という事から、「なんとなく疲れた」は自律神経からの「危険信号」であるという事が言えます。

ちなみに、自律神経は24時間私たちの呼吸や血流、心拍をコントロールしている神経のため意思でコントロールすることはできません。

なので自律神経からの「危険信号」を感じたら、休めるという事が大切になってきます。

第六感を大切にしよう

シックスセンス

「なんとなく」という情報はたとえ無意識下であっても何らかの処理はされています。そういった情報を統合したものを私たちは「第六感」と呼んでいます。

なんとなくという感情を私たちは「第六感」として感じているわけですね。

第六感を軽視していはいけない

上からも分かるように「なんとなく」は確実に存在する何か(ここでは疲労)である事は確かでそれを「第六感」として感じています。

という事は「第六感」を軽視してはいけないという事です。

【第六感を大切にしている人は成功しやすい】
実際に第六感を大切にしている人は成功しやすく、大きなミスが少なかったり自分の体調をコントロールするのも上手です。無意識潜在意識が発する第六感無視せずに、自分の行動に上手く反映させることが「疲労感なき疲労」を軽減させるコツです。

やる気や恐怖は疲労を隠す

「疲労感なき疲労」とは、本来は「疲労」しているのに「やる気」や「恐怖」といった感情で自律神経が発している危険信号から感じる「疲労感」を打ち消している状態です。

この状態の疲労が「なんとなく」という感覚で顔を出します。

※「疲労感なき疲労」を「隠れ疲労」と言います。「隠れ疲労」について詳しく知りたい方は週刊東洋経済に掲載された脳疲労の専門家で東京疲労・睡眠クリニック院長梶本修身医師のインタビューを参考にしてみてください。

BOOKS & TRENDS 『隠れ疲労』を書いた 東京疲労・睡眠クリニック院長 梶本修身氏に聞く 梶本 修身

【引用元】週刊東洋経済インタビュー

第六感を無視するとうつ状態に陥る

逆に、第六感の「なんとなく」という感覚を無視する人は精神不安定になり疲れやすくうつになりやすいです。

【第六感を無視するとどうなる】
うつ状態になってしまう人ストレスを真正面から受けてしまう人は、せっかくある第六感を無視して、ノルマ気合行動してしまう傾向があります。もし、自身に「疲れやすい」「ストレスが溜まりやすい」という実感があるようなら「なんとなく」湧いてくる感覚を、無視してはいないかを考えてみてください。

「疲れ」の対策として、日ごろから第六感の感覚を大切にしてみる事がおすすめです!

なんとなく疲れを感じたときの対策

アウェーな環境に疲れてしまっている新入社員

それでは、「なんだか今日はやる気出ない」「なんとなく今日はバスに乗りたくない」「なんとなく会社に行きたくない」と感じたときの対策を紹介していきます!

しんどくなったら目をつぶる

しんどくなった時に目をつむる事で「脳が処理している情報」を遮断することが出来ます。そうすることで走りっぱなしの脳をいったん休めて上げましょう!

脳が処理している情報の約80%は視覚から得るものです。そのため目を閉じて視覚情報をカットオフするだけでも脳を休ませることが出来ます。

理想は、逃げ込める場所で「目をつぶる」のが一番ですが、それがかなわない場合はストレッチするふりして目に手をあてて目をつむりましょう。

逃げ込める場所を作る

そして、次に私がおすすめするのは「逃げる場所」を作るです。

慣れない環境下(職場)にはいるだけで、ストレスが溜まり自律神経が疲れますよね。

出来ればその環境から逃げ出して一人になれるのが脳の自律神経を休めるにはベストです!可能であれば1時間おきに5分程度で良いので「逃げ込める場所」を作りましょう!

【仕事中に逃げ込める場所】
◆トイレの個室(トイレに良くいくキャラを演出)
出来れば誰も使っていない離れのトイレなどがおすすめ
◆近くのコンビニ(タイミングを見計らって飲み物を買うふりをして出ていく)
◆車の中(昼休憩中は理由をつけて車の中に逃げ込む)
◆倉庫・書庫(仕事のふりして逃げ込む)

なんとなく疲れてきたら歩く

「なんとなく疲れた」と感じた時にこまめに歩きを取り入れる事です。

この時は、用が無くてもプリントアウトやトイレ、など何かしらの用事を作って歩くようにしましょう!

【歩くことの重要性】
先ほど、説明した「足ぐるぐるマッサージ」と同様に、歩くことで下半身を刺激して「血流」を良くし自律神経の負担を減らすことが出来ます。特に歩くことで「ふくらはぎ」が刺激され血の巡りが良くなるのです。ふくらはぎは下半身から上半身へ血を押し上げて流すポンプのような役割があり「第二の心臓」とも言われます。

マインドフルネスを取り入れる

マインドフルネスとは「今」に集中する方法の事を言います。

今に集中することで頭のなかの「雑念」(雑念は頭の中の60%を占めている)を取り除くことが出来ます。

「雑念」は自律神経に大きなストレスを与え「なんとなく疲れている」を誘発します。

「雑念」を取り除くマインドフルネスは「最高の休息法」として知られています。筆者が分かりやすいと思う本のリンクを貼っておきますので参考にしてみてください。

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる

 

マインドフルネス呼吸法

それでは誰でもお金もかからず簡単にできる「マインドフルネス呼吸法」を紹介します。

【マインドフルネス呼吸法やり方】
①両足の裏をしっかりと床に着け膝を楽に開き両手を太ももの上に置きます
②その状態で自分の「吐く息」「吸う息」だけに集中します。
③初めは雑念(呼吸以外の思考)が湧いてきますが無理に排除せずに、雑念に気づき認めた後にそっと手放します
※この時に”雑念”に対してジャッジ(批評)を与えてはだめ!良い悪いの判断はNG。次の雑念へと繋がります。
④雑念が湧いてくるたびに同じことを繰り返し「呼吸」へ集中するを繰り返す。

1日の生活に5分間でも取り入れてみましょう。「思考が集中」する事に慣れてきます。

 

ABOUT ME
転職クエスト編集部
新卒で入った企業を短期間で退職。無能だった私でも転職してからキャリアアップができました。現在、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験。