世の中には、転職をしている方が数多くいます。転職してよかった!と語っている方もまた多いです。
転職に興味はある。けれど、転職後に職場にうまく馴染めるか、また辞めたくなってしまいたくないか不安。そう感じている方もいるのではないでしょうか。
転職後は、人間関係で悩み、ストレスを感じるのは当たり前です。実際、転職してすぐに人間関係で悩む人は多いです。
でも、心配いりません。人間関係のストレスを乗り越え、職場にうまく馴染むコツはあります。本記事は、転職したいけど人間関係が不安、という方に向けて書きました。
本記事を読んで分かることは、以下の通りです。
・転職後に人間関係がストレスになる原因
・転職後、人間関係を乗り越え、職場にうまく馴染むためのコツ
順番に見ていきましょう。
転職後は人間関係がストレスになる
まずは、転職後になぜ人間関係がストレスになるのかを解説します。
転職後は人間関係がリセットされる
転職後は人間関係がリセットされます。これは当たり前のように思えますが、かなり重要なことです。
転職すると、周りにいるのは全く知らない人ばかりです。転職する前の会社にいた、信頼できる仲間はいません。
分からないことが多いのに、質問しづらい
転職すると、仕事について分からないことだらけ。備品の所在一つを取っても、人に聞かなければいけないでしょう。しかし、転職すると前の職場よりも質問がしづらいのです。
新卒で数年働いてから転職するとなると、最初の会社では仕事を教える側になっていることも多いため、新たな職場では「質問の仕方」を忘れてしまっているでしょう。
しかも、周りにいるのは知らない人だらけなので、誰に相談すればいいのかも分からないという状況です。
合わない同僚や上司がいる
いびってくる上司、無視してくる同僚。想像するだけで、いやですよね……。
でも、合わない同僚や上司というのは正直どの会社にもいるものです。
きっと今お勤めの会社にもいるのではないでしょうか?
ただ、長く勤めている中で、そうした人たちと関係性を築いてきたり、うまく対応していく対処法を身につけてきたことでしょう。
転職後にキツいのは、合わない同僚や上司と新しく出会い、関係性の構築や対処法を一からまたやっていかなければならないことです。
「また合わない人をうまく攻略していかなければいけないのか……。」そうげんなりしてしまう気持ちは分かります。
転職後の職場にうまく馴染むためのコツ
ここからは、人間関係におけるストレスを乗り越え、職場にうまく馴染むためのコツを7つ紹介します。
コミュニケーションを大切にする
まずは、コミュニケーションを何よりも大切にしましょう。コミュニケーションを取ることで、自分を知ってもらい、相手を知ることができます。自分からコミュニケーションを取るように心がけましょう。
コミュニケーションと言っても、難しく考えなくて大丈夫です。
自分から笑顔で挨拶をする、顔と名前をすぐに覚えて名前で呼ぶ、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)をきちんとする、など。前の職場で普通に行っていたことを、さらにもう少しがんばって行えばそれでバッチリです。
同僚の持ち物や髪型を褒めるなどして、雑談する機会を増やしてみてもいいですね。
わからないことは積極的に聞く
分からないことは積極的に聞きましょう。「いやでも聞きづらいよ…」という自分の気持ちは無視しましょう。転職したてなので、分からないのは当たり前です。それは周りの人もちゃんと分かっています。
知らぬはいっときの恥、聞かぬは一生の恥と言います。
分からないことを聞くときにはドキドキしても、聞いたあとは仕事がだいぶやりやすくなり、かなり楽になるものです。
逆に聞くことを恥として聞かないままでいると、仕事や会社のことがなかなか覚えられず、ずっと苦労したままになってしまいます。
人に物事を教えるのが好きなタイプはどこの職場にもいるはずです。そうした人を見つけて、分からないことはどんどん教えてもらうようにしましょう。
また、教えてもらったことは一冊のノートに書き出しておくのがおすすめです。
聞いたことをいちいち頭の中に留め置いたり、いろんな場所にメモをしてしまいメモした場所を探したりすることにリソースを割くのは、あまりにももったいないです。
聞いたことをいつでもすぐに思い出せるように、記録用のノートを一冊作っておきましょう。
そしてあなたの貴重なリソースは仕事を仕事の成果を生み出したり、人間関係を構築したりすることに使うのです。
職場の人間関係を把握する
職場にうまく馴染むためには、職場内の人間関係について把握しましょう。分からないことを聞けそうな同僚を見付けたり、困ったときに相談できそうな上司を見付けたりすることは、今後順調な会社員生活を送る上で大切です。
また、職場内のパワーバランスを見極めることも必要です。職場内で働く力学をしっかりと把握し、会社にうまく溶け込むまでは人に対して馴れ馴れしく話しかけたり、不用意な発言をしたりしないように気をつけましょう。
まずは一人味方をつける
職場の人間関係をある程度把握できてきたら、味方になってもらえそうな人を探しましょう。「一人」味方を作ってしまえば、そのあとの職場での生活がだいぶ楽になるはずです。
問題を抱えても、その問題を分かち合う相手がいない。愚痴をこぼしたくてもこぼす相手がいなくて、抱え込んでしまう。そんな状態はなによりもきついです。
問題を分かち合って一緒に考えてくれたり、愚痴を聞いてくれたりする存在。そんな人をまずは「一人」作りましょう。
ルールを覚える
会社が替われば、仕事内容だけでなく、職場のルールや規則、禁止事項、仕事のやり方も変わります。人に聞いたり、マニュアルを読んだりして、新しい会社のルール等についてしっかりと覚えることで、あなたも会社の一員となれます。
郷に入れば郷に従え、ということわざがあります。郷(新しい職場)に入ったら、そこのルールに従うべきです。たとえそれが、仕事を行う上で非効率で、不可解に思えても。
「転職してきた人=外の世界から入ってきた」なので、元からその職場にいた人には見えないものが見えることもあるかもしれません。
だからと言って、なんでもかんでも思ったことを口にしてはいけません。新参者がコミュニティのルールに異を唱えたり、意見をずばずばと言っていくのは嫌われます。
特に、「前の職場ではこうだった……」などという発言は禁句です。
無理をしない
新しい職場に来て、「早く結果を出したい」「活躍したい」という気持ちは分かります。しかし「無理をする」のは禁物です。無理をしすぎたときに生じるデメリットが多すぎるからです。
無理してなんでもかんでも仕事を請け負い、結局仕事を抱え込んでしまい首が回らなくなると、結局職場に迷惑をかけてしまいます。
また、そのときの仕事はなんとかなったとしても、少しずつの無理が積み重なり病気になってしまえば、周囲に多大な迷惑をかけてしまいます。
まとめ
新しい環境というのは、必ずと言っていいほどストレスを感じるものです。だれだって新しい環境は大変です。
人間には「現状維持バイアス」というものがあります。これは常に安定した現状維持を望み、変化を恐れる人間の本能なのです。
本記事を読んでいる方は、転職を検討している、つまり現状維持バイアスを破ろうとしている方だと思います。
だから、まずは現状維持バイアスを打ち破ろうとしている自分の勇気を讃えてあげてください。
「新しい会社に入ったら、まず3年はがんばるのが当たり前。」と昔はよく言ったものでした。
しかし、今の時代、私はそうは思いません。今の職場じゃないところでやりたいことがある!などといった理由で、3年を待たずに転職するのはありだと思います。
ただ、3年とは言いませんが、「3ヶ月」はその職場でがんばってみることをおすすめします。なぜ3ヶ月かというと、人間は3ヶ月あれば大抵の物事に「慣れ」ることができるからです。
ただ、3ヶ月以上適切な努力をし、職場にも馴染もうとしているのにずっと苦しい場合。
それはその職場の環境が劣悪であり、そもそもの人間関係が酷すぎることが考えられます。あなたの心身の健康のためにも、そんな職場はすっぱりとやめてしまうべきです。
とはいえ、短期間で何度も転職を繰り返してしまうとキャリアに傷がついてしまうことは否めません。なので、そんなことにならないようにするためにも、適切な転職エージェントを使用して転職することがとても大切です。
おすすめの転職エージェントはこちらで紹介しています。
悩んでいることの9割は杞憂で終わるものです。悩んでいるのであれば、まずは転職に向けて一歩踏み出してみましょう。そして、人間関係で不安になったらこの記事を参考にしてもらえればうれしいです。
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