入社前に思っていなかったほど、仕事が辛くて急に涙があふれてくる新入社員は脳が限界を感じているかもしれません。
「会社なんて辞めても良い」そんな風に思う事が大切です。本文で詳しく説明していきますので参考にして下さい。
涙が出るくらいなら辞めても良い
「仕事に疲れて辛すぎて涙が出てきた」
いきなり結論になりますが、その状態の新入社員は「辞めて」も良いと私は思っています。
これまでの記事でマインドフルネスでストレスを解消したり、疲れを取ることを推奨してきましたが、精神状態が崩れて鬱状態になったり、体調を崩すくらいなら私は辞めても良いと思っています。
精神を病むまでする必要はない
「仕事に疲れて涙がでる」という状態はすでに限界を超え、正常な状態ではありません。
次の章でその涙の正体を脳の観点から説明しますが、その状態は“脳がバグ”を起こしている状態です。
その状態であれば、正常な判断が出来なくなりますし精神的な安定性を欠きます。そして、脳は私たちの体のすべての臓器と繋がっているため内面から体の不調が出だします。
【鬱状態にみられる身体の症状】
・睡眠障害
・疲労/倦怠感
・食欲減退
・頭痛
・吐き気
・肩の凝りや背中の痛み
・下痢
・体重減少
・月経不順
・体の痛み痺れ
・口渇
・便秘
涙は感情抑制が出来なくなっている
人間の脳には理性的な思考を司る「前頭前野」と感情を司る「扁桃体(情動脳)」というものが存在しています。
通常は扁桃体で感じた「恐怖・不安・悲しみ」といった扁桃体で生まれる感情は前頭前野によって抑制されることで私たちは理性を保つことが出来るのです。
しかし、扁桃体の活動が長期的に続くと抑制する機能をもつ前頭前野自身が疲れていき「扁桃体」の活動を止める事が難しくなってきます。
脳がバグを起こす
この結果、思考力や判断力が働かなくなり「感情の爆発」や「恐怖の悲しみに耐えられない」といった症状が出現するのです。
普段温厚な人が些細な事で怒りやすくなったり、疲れてくると涙が止まらくなったりするのは、このように“脳がバグ”を起こしている状態です。扁桃体にある記憶を司る海馬の動きも連動して悪くなるため物忘れもひどくなります。もし心当たりがあるようであれば、自分に対してのストレスが限界まで達しているかもしれません。
辞めても良いと思う事が大切
「辞めたら周りに迷惑が掛かる」
「逃げたって思われたくない」
「友人や同期・職場の人に弱いって思われたくない」
このように「辞める事」に対して恐怖感をいただいている新入社員も多いのではないでしょうか。
しかし、この状態では常に脳内では「辞められないから仕事を頑張るしかない」と追い込まれた状態になります。
筆者も同じことを思っていた
実は上で紹介したことは筆者が新入社員時代の辛いとき良く思っていたことです。
仕事の事を考えると休日でも「胃がキリキリ」するような状態になっても、このように思っていたので、その時にはすでに脳が「正常な判断」が出来なくなっていたのかなと思います。
筆者がこの状態を少しずつ変えていけたのは「辞めても良い」と自分に言い聞かせてからでした。
辞めても良いと考えると楽
筆者はこの状態から何とか持ちこたえ増したが、実際に「会社が辛くて転職」した友人も何人もいます。
実は「辞めたって」そんなに問題ないんですね。
【辞めたって良いと思う事】
「辞めたって良い」と思うと、追い込まれていた心に逃げ道が出来ます。脳的観点で言うと扁桃体を抑制する前頭前野の働きを弱める事で脳のストレスが緩和されていきます。逆説的になりますが、「辞めたって良い」という考えを持つことで「辞めずに仕事が頑張れる」事もあるという事。それでも涙が止まらないときは辞めて転職しても大丈夫。前職よりイキイキとしている人は沢山います。
どうしても、周りにどう思われるか気になる人はこう考えてみましょう!
〇「辞めたら周りに迷惑が掛かる」→自分の代わりなんていくらでもいる!
〇「逃げたって思われたくない」→限界まで頑張ったし逃げたわけではない!
〇「弱いって思われたくない」→大丈夫、鬱になるよりはまし!
自分の声を聞いてあげましょう
「仕事に疲れて涙が出る」状態というのは自分の声を無視し続けた結果、脳から「気づいて!」とサインが発せられた状態です。
もし、「涙が出ないまでも辛い状態にいる人」は自分の声を聞くようにしましょう。
人間は周りに合わせて「自分の気持ちを押し隠す事ができる」動物ですが、隠し続けると自分の内側からサインが発せられます。その時には遅いという事もありますので、周りの意見ではなく自分の意見に耳を傾けてください。
転職してキャリアアップしている友人
筆者は「辞めても良いんだ」という思いを持つことで、会社を続ける事が出来ましたが筆者の友人の中には新卒で入った1社目を鬱という診断を受けて退職してその後2度転職して3倍以上の給料をもらっている友人もいます。
1社目失敗したからと言ってすべてが終わるわけではないので「辞めても良い」という思いを持ってくれたらと思います。
入社3年未満の離職率
平成28年の厚生労働省のデータによると大卒で入った会社で3年未満に退職する人は30%を超えているそうです。
これほどの人が「1社目を辞めている」のですから、「辞めても大丈夫」だと思います。
その30%すべての人のキャリアがそこで終わっているわけはありません。少しでもこのデータが「辞めても良い」と思える心の後押しなればと思います。
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