新入社員の転職

【転職活動で大事な自分の価値観分かってる?】自分の定義を価値観から知ろう

才能がなく落ち込んでいる新入社員

転職活動を考えているけど「自分が分からない」という怖さから一歩踏み出せない人は多いのではないでしょうか。

現代でセカンドキャリアは当たり前と言われていますが、実際に自分が動こうとするとそれなりの勇気がいりますよね。

そんな場合は「自分の価値観」をしり「自分を定義」してみましょう!

転職活動で自分を定義できていない若手社員

「自分を定義」するという事は「立ち返る場所」を作るという事です。

「立ち返る場所」があるという事は、「失敗しても大丈夫」と思い挑戦できることです。

そのためには「自分が分からない」という状態を脱出する必要があり、「価値観を知る事」がその手助けになります。

今回は「価値観と自分の定義」について詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。

自信を失って転職を考える

自分の価値観を考える人

新卒で希望を持って入社したはずがいつの間にか沢山傷つき「自信を失ってしまっている若手社員」は多いのではないでしょうか。

筆者もそうでしたが、「出来る」と思っていたことが全くできないという現実を知らされると「自身を失っていく一方」ですよね。

ましてや、他の同期や友達が活躍してる姿を見るとどんどん「自信を失っていきます」

転職には自信が必要

そんな時頭に浮かぶのが「転職」というキーワードだと思います。

しかし、それと同時に「自分が他の仕事で通用するのか?」という疑問が湧いてくることも。

これは、「自信を失っている事から」来る恐怖です。「怖い」という感情は「自分が分からない」というところからきています。

転職活動を行うには、「自分が分からない状態」を脱し「自分に自信をつける事」から始めなければいけません。

分かっていないのは「価値観」

転職したいけど「怖い」から一歩踏み出せないという人は「自分の何が分かっていない」のかすらも分かっていないと思います。

ただ単に現状を変える事を求めているのに「今から遠ざかる事に怯えている」状態なのではないでしょうか。

この「分かっていないもの」とは「自分の価値観」です。

自分を定義できない

「価値観が無い」状態では「自分を定義」する事が出来ません。

なぜかというと「価値観とは自分の選択の基準」となるからです。

【価値観が分かっていないと自分を定義できない】
私たちは意識してようがしていまいが、「自分の価値観」によって、物事を選択しています。人によってはまちまちですがこれまでは「大学に行き」「大きな会社に就職する」という一般的とされる「価値観」によって選択をしてきたはず。しかし、転職を考える際というのはこれまでのような「敷かれたレール上の価値観」はあまりを意味をなさなくなります。なぜなら「誰かと横一列で走れる段階を過ぎたから」です。その時頼りになるのが「自分の価値観」なのですが、これまで意識していなかったがゆえに「分からない」という「怖さを感じる状態」になるのです。自分という人間は”選択”によって出来上がります。言い換えると「自分の定義とはこれまでの選択で出来上がっている」、選択の基準となる「自分の価値観」を分かっていないと「自分を定義」出来ないのです。

立ち返る場所が価値観である

自己肯定感を高める方法

転職活動自体は「運」の要素があったり「絶対」という事はありません。転職活動に限らずすべての事がそうですよね。

結果次第で「自信を失ったり」「自信を取り戻したり」する事は往々にしてあるのですが、この考え方だと「自信を失っている時」には何もできないという事になります。

「自信を失っている若手社員」が現状を替えようとして転職に踏み切るのは容易ではありません。そんな状態から現職で活躍して「自信をつける」のも難しいですよね。実はこれ「自分にはこういう価値観がある」という事が分かれば大分解消できるのです。

ぶれない軸を作る事が先決

「自分の価値観を知る事」は自分を定義することだとここまで説明してきました。分かりやすい言葉で言うと「ぶれない軸を作る」という事。

転職活動では「ぶれない軸」がないと、ちょっとした情報に惑わされたり小手先のテクニックにばかり目が行き上手くいきません。そして、また自信を失うという悪循環に陥ります。

【ぶれない軸を先に作る理由】
上手くいくか行かない時「立ち返る場所があるかどうか」で自信の持ちようが変わってきます。要するに転職活動中の余裕が違うという事。そして「立ち返る場所というのは自分の価値観」です。なぜなら価値観とは”選択の基準”となり自分を定義してくれるからです。自分で自分の価値観が分かっていれば「自分はどういう人間であるか」というのが分かった状態ですので失敗しても成功しても「軸をブラさず」余裕を持つことが出来ます。なので、どうなるか分からない転職活動をするにあたっては自分の価値観をしり「ぶれない軸を先に作る」事が大切です。そうすることで自信を持って転職活動への1歩を踏み出せるのです。

最初の一歩は楽観的に踏み出せば良いです!そして、この楽観的というのが「自分を分かっているという自信」からくるのです。

2つの価値観から自分を定義する

答え

前回の記事でも紹介していますが、私たちには「潜在的な価値観」と「顕在的な価値観」の2つの価値観があります。

【2つの価値観】
①潜在的な価値観
→生まれた瞬間から持っている価値観(個性、特性、強み、好きな事)
②顕在的な価値観(後天的に身に付けて顕在化してきた価値観)
→社会性を身に着けていく過程で手に入れた価値観(スキル、強み、能力)

生まれつき持っていた「潜在的な価値観」と成長過程で手に入れた「顕在的な価値観」について詳しく説明していきます。

潜在的な価値観が定義のベース

「潜在的な価値観」とは自分が生まれながらに持っている「短所/長所」「好き/嫌い」「強み/弱み」の事を言います。

【自分を定義する上でのベース】
これだけ人がいて「全く同じ選択をする人がいない」のは潜在的な価値観がみんな違うからです。考える事が得意な人もいれば苦手な人もいますし運動が得意な人もいれば苦手な人もいる。この部分は生まれつきなので何があっても変わる事はありません。そして、決して変わる事がないため「自分を定義」する上でベースとなる価値観です。

転職活動を通して「自分はどうなりたいのか?」を考える基準となる部分ですね。

顕在的な価値観は定義の枠

「顕在的な価値観」とは自分が成長する過程で身に付けて「スキル」「能力」「強み」「経験」「学び」「考え方」の事を言います。これは後天的に身に付けたものなので、手放したり新たに身に付けたりすることが可能です。

【自分を定義する上での枠】
「顕在的な価値観」「潜在的な価値観」の上に存在しています。転職活動をする際は、ベースとなる「自分という人間」を決めるため「潜在的な価値観(自分の定義)」をまず認識し、その上にそれを固めるための枠組みとして「顕在的な価値観(経験から得たスキルやこれから身に付けられるもの)」を当てはめていく事が大切です。

定義が価値観によって形作られる

家を建てる事を想像してもらうと分かりやすいです。

【家の組み立て方】
最初にベースとなる基礎(地盤)を作ります。その後に家自体を形作るための枠組を作り(家の定義),最後に外装を整えて一つの家が出来上がります。

  • ベースとなる基礎(地盤)→「潜在的な価値観」
  • 家を形作る枠組み→「顕在的な価値観」
  • 家の見た目を整える外装→「転職先の会社や業界」
基礎や枠組みが出来ていないのに「家の見た目を整える外装」は取り付けられませんよね。転職活動も一緒で基礎から枠組みまでの「自分を定義」出来ていないのに「転職活動」は行えないという事です。

自分の価値観が分からないときは潜在的・顕在的な2つの価値観を知ろう。

2つの価値観の見つけ方

脳疲労を解説する女性

それでは、「自分を定義する」事の大切さが分かったところで、大切な2つの価値観の見つけ方を紹介していきます。

潜在的な価値観の見つけ方

「潜在的な価値観」を知るためには自分の感情が揺さぶられた時の「自分の選択」がヒントになります。

【感情が揺さぶられる時どう反応しどう動きどう思いましたか?】
「恐怖を感じた時」「嬉しい時」「悲しい時」「ワクワクした時」「道のりが果てしないと感じた時」「人と喧嘩した時」「人に負けた時」「人に勝った時」「人にばかにされた時」「人を馬鹿にした時」「目標が出来た時」「何かを変えたいと思った時」「チャンスが来たとき」「ピンチが来たとき」「道が断たれた時」「挑戦するとき」「逃げられない時」「逃げようとした時」…..

感情というのは数えきれないほどあり書ききれませんが、こういう場面で無意識に自分が取った選択が「潜在的な価値観」に近いです。

なので、自分が「ワクワク」したり「楽しいと感じる」事はどういった事をしている時なのか?を考えると転職活動でどういった業界が良いのかが見えてくるはず。

顕在的な価値観の見つけ方

「顕在的な価値観の見つけ方」は「潜在的な価値観の見つけ方」より簡単です。

【顕在的な価値観の見つけ方】
〇子供の時と大人になってからの違い
〇頑張って出来るようになったものは何か
〇昔はなかったけど今はなぜかついてしまっている癖(逆も然り)
〇自分が持っているスキル
〇周りの人の影響で変わったことは何か
〇自分がこれから身に付けられるだろうスキルや知識

自分の定義のベースとなる「潜在的な価値観」と照らし合わせながら「今自分が出来る事」今後自分が出来るであろう事」「自分が身に付けたい知識」などを考えてみると、「どういった会社」に入るのが良いのか?というところが見えてきます!

現職が辛く転職したいけど「自分の事が分からない怖さ」から一歩踏み出せていない人は自分の価値観を知り「自分を定義」してください。

「自分の定義」さえあれば何度失敗したってそこに立ち返れば良いので是非今回のことを参考にして下せれば幸いです。

転職は今すぐしなくても良い

私自身、最初は友人の勧めで気軽な気持ちで転職エージェントの第二新卒エージェントneoに登録しました。

当時、仕事に対するやる気がなく、期待もしていませんでした。

しかし、この一歩が私の人生を大きく変えてくれました。

無気力ながらも、せっかくならという思いで、できるだけ丁寧にプロフィールを作成し登録しました。

エージェントから企業を紹介される

最初は「自分にはオファーは来ないだろうな」と思っていましたが、現実は違いました。

担当の第二新卒エージェントneoのエージェントから早めにカウンセリングの日程調整の連絡がありました。

私は「まだ転職するか分からないし、自信がない」と伝えましたが、エージェントは「転職をするかどうかは決まっていないこと」「最終的に転職しない人もいること」を教えてくれました。

「それなら良いかな」と思い、カウンセリングに参加しました。

担当者に現在の会社での課題や、自分に合う会社の希望を伝えると、すぐに合いそうな会社をピックアップして紹介してくれました。

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今の仕事を辞められると思うと楽になる

実績はなかったため、多くの企業を紹介してもらったわけではありませんが、3社ほどの紹介を受けました。

これを知った時、「自分にも転職できる選択肢があるんだ」と思い、今の辛い状況に馬鹿馬鹿しさを感じるようになりました。

その後、他の転職エージェントにも登録し、いくつかの企業を紹介してもらいました。

単純なことですが、「他にも会社はある」ということを知っただけで、心の負担が軽くなりました。

紹介してもらえるということは、「自分は無能ではない」と思えたのです。

結果として、いつでも辞めることができるという自信が生まれ、今の仕事に対する気持ちも楽になり、もう少し頑張ろうという気持ちになりました。

その後、いくつかの面接を受け、1社から内定をもらいました。

実際にはその時は行かずに現在の仕事を続けましたが、「選択肢」が増えたことで自信がついたことを覚えています。

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体験者がおすすめする転職エージェントサービス10選
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転職クエスト編集部
新卒で入った企業を短期間で退職。無能だった私でも転職してからキャリアアップができました。現在、ベンチャー企業での人事採用責任者の経験や事業責任者の経験もあり、多くの新卒から中途までの採用活動を経験。